オリンピックの楽しみ

オリンピックの楽しみ、私にとって、それはなんといっても「開会式」。
朝4時からのライブを見るのはさすがにやめたが、翌日、つまり昨日の朝や夕方からの録画を、わくわくしながら見た。

競技はもちろん面白い。でも開会式はそれ以上に面白い。
まず、数々のアトラクションに、開催国のお国柄が出る。
その国、その街の歴史を描いたり、文化やスポーツ、ファッションなどのご自慢がたくさん織り交ぜられるプログラムは、ひととおり見ると、な~んとなくその街がわかったような気になるから不思議だ。
アルマーニのデザインした衣装、突然出現した真っ赤なフェラーリ、子供の歌う国家、イタリアを代表する女性たちの手で運ばれたオリンピック旗、ミラノスカラ座のスターダンサー、パヴァロッティのNessun dorma・・・

その中でも毎回私が一番楽しみにしているのが、各国選手団の入場行進である。ギリシャから始まり、開催国で終わる長い長い世界地図旅行。お馴染みの国、かつて訪れた懐かしい国、「世界の天気予報」でしか聞いた事のない国・・・私は世界地図を広げながら、その位置を確かめ、いったいどんな国なんだろう、と思いを馳せる。

そればかりではない。行進の際にはアナウンサーがいろいろな情報をコメントしてくれるので、現在の世界情勢がざっと理解できるのも便利だし、例えばそれぞれの国の正式名称やフランス語表記を知る事が出来たり、それぞれの国のコスチュームに「らしさ」を見出せるのも実に楽しい。
(フランスのユニフォームが素敵なのはいつものこととして、今回はイギリスがものすごくおしゃれで素敵だった!・・・・反面、ドイツの選手団が入場したときは思わず苦笑。「あ"~~っ、ドイツ色だぁっ」白地に蛍光オレンジと蛍光グリーン・・・ドイツの人って、なんであんなに蛍光色が好きなんだろ・・・)

今回はそのBGMに、70~80年代に世界的にヒットした誰もが知っている曲を使っていたが、おかげで会場の選手たちや観客もノリノリだったし、そしておそらくテレビの前の何億人(?)もの視聴者もすごく楽しかったに違いない。あれはじつにいいアイデアだ。

で、開会式や閉会式には、よく、子供たちや市民が参加するアトラクションがある。今回も大勢の人がダンスをしたり、皆でひとつの形を作って何かを表現するものがあった(空撮で見た、あのスキージャンパーの出し物は、実によく出来ていたなぁ)。
オリンピックのたびに、私は毎回そういう場面で何故だか涙が出てきてしまう。ほんとにおかしなことなのだが、「感動」というのとはまた別の、何かほわ~っとしたものがこみ上げてきてしまうのだ。「オリンピックの開会式みて、なんで泣いてるんだ?」と自分で可笑しく思いながら、涙が止まらない。

涙を拭きながら、私は98年の長野オリンピックの閉会式を想い出した。私はドイツにいて、テレビでその様子を見ていた。それまでのドイツ生活の7年間で一度も「ホームシック」にはならなかった私が、閉会式で全員が歌った「ふるさと」を聴いたとき、何ともいえない気持ちになってボロボロ泣けてきたのだ。帰りたいとか、日本が好きとか、愛国心とか、郷愁の念とか、そんな言葉とも違う「ほわ~」っとしたものに襲われた気がしたのだ。

オリンピックは、実に不思議な力を持っている。
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Commented by よこよこ at 2006-02-13 20:20 x
長野オリンピックは、日本に居てももう涙、涙の日々でしたよ〜。
ところで、私は開会式、眠りこけながらGiappone…の入場行進
辺りまで、ライブで観てました(呆)。
子供の国歌が泣けたなあ〜。
雪の美しさとか雪国の人たちの生活ぶりとか、冬の五輪は見所満載
ですね。楽しみましょう!
Commented by saskia1217 at 2006-02-13 23:27 x
やっぱり涙ですよねっっ!・・・しかしライブで見られたとは、よこよこさん若いです!私はゆうべの「男子滑降」夢中で見ました。日本選手はいなかったんですが、アルペンでは名の知れたスター選手が続々出てきてワクワク。しかし、1分50秒前後でほぼ1000mを一気に下るという豪快さ!そのあまりのカッコよさに、2時間ずっと息を呑んでました。
by saskia1217 | 2006-02-12 23:30 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)