コールさん

懐かしい方がまた一人逝かれた。
元・ドイツ首相のヘルムート・コールさん。

CSU/CDUバリバリのバイエルンの街に住んでた時、広場に遊説にきたコールさんの演説をよく聞きに行ったな。
日本みたいにコロコロ首相が変わらないから、私のドイツ時代はほぼ全てコールさん時代。
最後シュレーダーさんに変わったとき、フレッシュに感じつつもやはりちょっぴりさみしかった。

今でも印象に残る場面。
失業率がひどく落ち込んだ時代、街頭演説で
「オイ!そこの洋梨(Birne)野郎!オレたちに仕事くれよ!このヤロー!」
とヤジる人たちを指し毅然と
「そこで叫んでる若者たちにも仕事を…」と、筋道立てて政策説明し、サラリとねじ伏せる姿には長く首相を務めた熟練政治家の威厳があった。
働く外国人という個人的な立場からは「失業率改善のため外国人を半分にする」政策の保守派コールさんには、まぁ微妙な気持ちではあったけど。
でもやっぱり懐かしい。

「ありがとう、ヘルムート・コール、もう十分だ」
政権交代するときのSPDのスローガンは、今となってはコールさんへの感謝とお別れの言葉に。
尊敬と親愛の念がこもった後継者シュレーダー氏の追悼コメントにも温かさがこもっていた。

合掌。
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by saskia1217 | 2017-06-28 19:07 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)