僕は音楽が好きです!〜エレファントカシマシZeppツァー・Zepp Tokyo〜


4年ぶりに中に入れて聴けた野音の記憶がまだ新しいうちに、もうZeppツァー。
気がついたらもう東京にきてた。
2日間のうち初日を聴く。

5分押し。
相変わらず淡々と出て来て「では始めます!」って
すぐに「俺の道」に突入
あれ〜、声ガッラガラなんだけど〜!
リハし過ぎ?風邪?発熱?花粉?
とにかく声がひっくり返ったり、高音は全然でないから身体を二つに折り曲げて、まさに振り絞って歌ってた。
最初調子悪くても、普段は5曲目くらいの頃に復活することが多い宮本さん。
今日もそうなるかな?

今日はサポートがギターのヒラマさん(Micky)のみ。
4人(5人)の研ぎすまされたバンドサウンド。

新旧取り混ぜた選曲、全28曲(うちアンコール4曲)
5曲目「星の砂」いつのまにか定番になっちゃった「頭上でお星様キラキラ」の振りを全員で。
♪山に登り、修行するのさ・・修行修行修行修行修行!!・・・♪
お、お、修行?
「ハ〜イ、わたしやってきました、修行(笑)」
なんかタイムリーだったから思わず心のなかで笑ってしまう
6曲目「悲しみの果て」声、復活??
11曲目「DJ in my life」なんかよかったな
13曲目「リッスントゥザミュージック」珍しくキーボードも、ヴァイオリン&チェロもなく、シンプルですごくよかったな。歌い終わってから「リッスントゥザミュージック、でした・・・僕は音楽が好きです!みんなもそうでしょ?」あったかい会話。

しかーし!
Zeppってあんなに音悪かったっけ・・・
PAの仕方が悪いのか、ボーカルのマイクが低すぎるのか周りが高すぎるのかわからないけど、楽器の音がぜんぶ宮本さんの声にかぶさっちゃって。
いつもは「オレのマイクあげろ」な方、ちゃんとチェックしなかったのかしらん。

15曲目「i am hungry」やっぱり最近の曲ってことと、曲調がノリノリを作りやすい。ライブではいい働きだ。
16曲目「風にふかれて」ブルーの照明と手を振るお客さんのフリ。
17曲目「コールアンドレスポンス」高音、苦しそう「第一部、終了〜〜!」
20曲目「笑顔の未来へ」浮ついてないのがいい。キーボード無しだとより他の楽器や歌
21曲目「夢を追う旅人」新曲なんです・・・と。お客も一気に明るくなる。
22曲目「俺たちの明日」久しぶりだ〜!

宮本さんの声はとうとう最後まで殆ど治ってなかった。
いつもはすぐ回復して上り調子なのに、この日はそれが起こらず。
終始振り絞って、高音はファルセットで。
声が出ないところは全て音程無くして叫んでたね。
MCは殆どなく(いつもよりもっともっと)どんどん進むって感じだったので、もしや熱でもあるのか、本格的な風邪なのか?なんて思う。よほど具合が悪かったのかなあ。
野音があまりにも調子よかったから、こういう残念モードも久しぶり。
なにがあったかしらないけれど、やっぱり残念でしたねえ。

ただ、そのせいではないとは思うけれど、
楽器の音が妙に充実してて、音というよりバンドサウンドに熱が感じられて
特に冨永さんのドラムが、いつもだけどいつもよりずっと、量感と強さと、支えと寄り添い感と、繊細さがすごく感じられて、な〜んか良かったんだ、すごく。

アンコール、が一番よかったかな。
珍しい「悪魔メフィスト」これ、もともと叫ぶ曲だったからなあ・・・
「明日に向かって走れ」これもレアだね。
「歩いてゆく」今回も弾き語りバラードなしで、貴重なコーナー。ほんとにリハしてなかったらしくコードわかんなくて石くんに質問・・笑。「バスは半音で下がってくんだよぉ・・・」ムズムズ
「んー当日はね、そうでもないんだけど、こう・・・2〜3日たつとさ、出てくんの、腰の痛みとか・・・みんなそうよ、この人たち・・あ、ミッキーは違うね、若いから。ごめんごめん、一緒にしてごめん」て(笑)

アンコールラスト「四月の風」
これはほんとうによかった。
個人的思い出も交わるこの曲、ひさびさに聴けて、しかもそのまっすぐな歌で。
落ち着いたいい演奏。
これでライブが終わるなんて・・なんか、しっとり。

全てが終わってからトミがにこにこしながら奥から最前に出て来て宮本さんの隣りに立ったから、何が始まるのかと思ったら、最近彼らのなかで流行ってるアレだ
「はいはい〜、ストーンズみたいな挨拶するよ〜」と宮本さん。
5人仲良くズラッと並んで礼。笑顔。
な〜んか、いい画。

ライブ終わって、いい時間だったなあと思ったけど、
私はかなり残念だったな。
いい感じがあっちこっちにあっただけに。
「ヘタとか上手いとかじゃないんだよ」「綺麗に正確に歌うのが目的じゃない」
ってよく聞くし、この日のライブをきいてそう言ってる人もいた
わかる、わかるよ。
でもさ、気持ちだけじゃダメ、ってやっぱり思うんだ。
最後のところで、それは0にできない、捨てきれない。
40年、回り回って、考え考えて、聞いて聞いて、弾いて弾いてきて。
嫌な気分になったわけでも、怒りでもなく、いつものように味わい、取り込もうとした。
感じられた、取り込めたモノもいっぱいあった。
宮本さんの音楽、エレカシの音楽、コトバと音。
ぜんぶ好きで、私には大事な大事なものだから、だから残念なこと、ある。

Zepp、月、エレカシ。
なんの不足もなかった夜。
ちょっと、ちょっとだけ、正直を言ってみた。
新春武道館、楽しみにしてる。
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by saskia1217 | 2016-10-17 01:25 | エレファントカシマシ | Comments(2)

Commented by 雪虫 at 2016-11-10 10:28 x
はじめまして、コメントさせていただきます。
雪虫と申します。

Zepp、音悪かったですか、やっぱり。今回に限らず、何名かの友人知人はZepp音悪いと言っています。私は音もさることながらハコの中でひしめき合って音楽を聴くのはどうも苦手のような気がしてZepp系は避けてきたのですが、一昨年友人のチケットが余ってしまい、何事も経験、と意を決して行ってみました。

音楽が始まったのですが、ただの騒音としか聞こえず唖然としてしまいました。途方に暮れたという感じでした。耳を半分ほど塞いでみたら、ようやく普通の音になりました。そうやって耳を塞いで聴いた音楽は、とてもとても素晴らしかったのに。野音や様々なフェスの会場と同じようなレベルで音響を設定しているのでしょうか。信じがたいです。

周りを見渡してみましたが、皆さん普通に楽しんでらっしゃるようで、自分だけ異次元空間に来てしまったみたいで、淋しかった。

それから。
宮本さん、野音を二日間、ツアーも終盤ということでだいぶお疲れだったようですね。だけどそれはプロとして言い訳にならないんですよね。廣澤さんの仰るように、そのせいではないでしょうけれど、このところのエレカシバンドサウンド、充実していますよね。ベースとドラムのリズム隊が特に。ミヤジだけに頼っていてはいけないと自覚してきたのかなあ、とも思います。

なんだかんだ言っても、そんなエレファントカシマシを見守ってゆきたいです。武道館楽しみですね。
Commented by saskia1217 at 2016-11-11 19:20
雪虫さま

記事をお読みくださり、またコメントをどうもありがとうございます。
そうですね(苦笑)たしかにあの日会場にいらしたお客様の大半は満足・・・というか熱狂的に聴いていらっしゃいましたし、批評家によるコメントや記事も絶賛に溢れた好意的なものばかりでした。
私はかなり後方で聴いていたので、もしかしたら他の場所ではもっと音が良かったのかもしれません。
(ただ・・過去あの会場の前方や中央あたりで聴いたときも、やはり音には不満があったのも事実です)
お客さん側でどう聴こえているかはエレカシほどのベテランであれば必ずチェックしているはずですし、せめてもう少し音響に工夫があればと残念でした。

宮本さんの不調(?)に対してもただ「残念」だったということだけですね。
最近のパフォーマンスが本当に良かっただけに。
タバコもやめ、きっと体調管理もリハの厳しさももっとレベルアップされたであろうと想像し、これが本来のエレカシ、宮本さんなんだと嬉しかったので。
プロとしての演奏のクオリティに関しては私のような一聴衆がアレコレ申し上げるまでもなく、一番厳しいのはご本人だともちろんわかっているだけに。

本当に、武道館でまた素晴らしい演奏が聴けたらいいですね!