バロックも超えた画家

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色々と予定変更でもう行けないなぁと諦めていたカラヴァッジョ展。
急遽空いた時間に滑り込みセーフ!

人を殺めて追われ、逃亡生活の末異郷で果てる…
あの時代のイタリアの芸術家では時々ある😱そんなエピソードも手伝ってか
閉幕間近の会場はかなりの人出だけど、中に入ってしまえば絵はちゃんと見られたからよかった!

カラヴァッジョとその同時代の画家たち、そしてカラヴァジェスキたちの作品。
話題作品、著名作品の前には4〜5重の人垣だが、前へ後ろへうまいことスルスル移動しながら1時間半ほどでサクッと鑑賞。
例によってリュートやヴァイオリン、スピネットなどの楽器や、「合奏」「聖チェチーリア」を扱ったものも多し。
心に残った絵をもいちど見に引き返してから会場を後に。

「宗教画」といわれるものの中で一番好きなのが「エマオの晩餐」を描いたもの、
そして数あるエマオの絵のなかで一番好きなのが、このカラヴァッジョのもの。
どの絵が来ているのか調べずに行ったので、目の前にこの絵が開けたときは息を飲んだ。
何年前だろう、この絵とはミラノのブレラ美術館で一度会っている。都会のど真ん中にひっそりと隠されたような静謐で小さな美術館、大好きなあの空間からまたやってきたこの絵。
やっぱりいい。
あまりの驚きに机をガシッと掴む瞬間の弟子の両手、後ろ姿で表情は見えないけれど、のけぞり固まっているもう1人の弟子。
キリストがパンを割く乾いた音さえ、聞こえてくるよう。

人物をわざとボンヤリ描き静物の鮮やかさとリアリティがクッキリ前面に浮き出て見える「果物籠を持つ少年」

もともと描いていた十字架や仔羊を後に自ら取り除いた「洗礼者聖ヨハネ」の、まるでそのへんの街を歩いている青年のような、自分の友人にいそうな、不思議な親近感

やっぱり、行ってよかった💕
明後日12日(日)まで@上野・西洋美術館
今日明日は20時まで!

んー
あと
帽子とリュックは…やめようよ、展覧会場では。
日本の美術館では注意されないのねー😥
むー
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Commented by desire_san at 2016-06-12 15:09
こんにちは。
私もカラヴァッジョ展を見てきましたので、興味を持って読ませていただきました。『エマオの晩餐』の闇を切り裂くような光の表現、『ナルシス』の刹那的に美しく表現、『バッカス』の個性的で強いインパクトをしそませた一見穏やかで静かな表現、死の間際のマグダラのマリアが神と一体感になった法悦に浸っていることを見事に表現した『法悦のマグダラのマリア』など、心に強い衝撃を受けました。リアリティーのある絵画表現、衝撃の強さ独特の美意識のせめぎあいは迫力がありました。

今回のカラヴァッジョ展からカラヴァッジョの絵画の魅力と美術史を塗り替えたかを考察してみました。別枠のカラヴァッジョの生涯も含めて読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。





by saskia1217 | 2016-06-10 17:27 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(1)