銀座でいろいろ初めて

友人と銀座。
ひさしぶりの銀座。
来ることがあっても土日には滅多に来ない。
やっぱり人が多いなあ、特に外国からの観光客の方がいっぱい。
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まずは、オペラ@能楽堂でお知り合いになった狂言師・善竹大二郎さんが出品していらっしゃるというご案内をいただいた「日本刺繍」の展覧会。
屛風、着物、帯、バッグ、額装された作品・・・
3年、5年、10年と習い続けていらっしゃる会員の方達の煌びやかな作品が並ぶ。
善竹さんのお能の衣装(腰帯)の緻密さと繊細さも堪能。
刺繍も、やはりお人柄とか性格とかが出るのかしらね、って。

「きれいだねー」「いい色だねー」「これってどうやって作るんだろう」
そんなことを言いながら、最後にある「体験コーナー」へ。
手芸は体育と同じくらい苦手、不器用女王。
ボタン付けも、玉留め作るのさえも、だめだめ。
前回、針を持ったのは、いったいいつだったかなあ。

西洋刺繍は子供の頃多少はやったことがあったけど(大っ嫌いな「家庭科」でもやったな)、色々違うことに吃驚。
まずは糸を縒るところから始める。
糸を4本(または他の本数でも)集めて、手のひらで縒る。
クルクル具合が均等に、そして目的とする「固さ、柔らかさ」になるように。
もうこの時点で「ふわっとした感じ」にするのか「きっちりした感じ」にするのかが決まってるわけだ。
左手に針を持って下から刺し、上部で右手で受ける。
左手で目標の点に刺すのが難しい。
刺し始め、そして刺し終わりには玉留めをせずに処理するところが、日本らしいなと。
考えれば「玉留め」って、ずいぶんと大雑把な方法だ。
糸を縒っています↓
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体験し終わって、もう一周ぐるっと見て回ったのが、新鮮。
糸の縒り方、糸を巡らす張り方の強弱などが、作品に表れる意図的な微妙な違い、そして刺す人それぞれの個性を作っているんだなあ。
知らない世界って、面白いなあ。

友人が予約してくれた夕食の時刻にはまだちょっとあったので、思いつきで歌舞伎座へGO。
10分ほど過ぎていたが途中から一幕だけ立ち見。
「梶原平三誉石切」
幸四郎さんが出演されてた。
最上階の遠くから観ても、とってもよく見えたし、役者さんの声ってホントに見事に通って素晴らしい。
予習してなくても、歴史の話を知らなくても、進んでいるお芝居の内容はなーんとなくわかるのがいい。
コミカルなセリフ、悪役の凄み、勧善懲悪の分かりやすさ。
義太夫の熱気ほとばしる語り、丁々発止と寄り添う三味線。
天井近くからもよーく見えるツケ打ちの絶妙な間。
実は、歌舞伎ってちゃんと観たことがない。
やっぱり今度、落ち着いて観に行ってみよう。
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充実した午後に心満たされて、夕食へ。
「俺の揚子江」
人気店らしく、理路整然とした案内がなされるのが、とっても日本的(笑)。
オマール海老、パクチーサラダ、ホタテのクリーム煮・・・どれも美味。
真っ赤なグランドピアノでG大出身の若いピアニストが生演奏。
喧噪の中でショパンやスクリアビンを流暢に真摯に弾く姿が微笑ましく。
こういう場所で弾く難しさや辛さも懐かしい・・・
一生懸命拍手するお客さんに向けた、その笑顔が嬉しそうだったのが印象的だった。
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素敵な時間を作ってくれた友人に感謝。
銀座、相変わらず眩しい街だった。
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by saskia1217 | 2015-04-05 01:13 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)