旅のおもひで/その8・まるごとローザンヌ

e0081334_23245844.jpg

坂の街、ローザンヌ。
この街でも宿泊ホテルから市内の公共交通手段を使い放題のフリーパスが支給された、が、やっぱり結局歩きで(笑)。
坂なのは知ってた。旧市街に行くまでにはもう、ずうっとのぼり続けなくてはならない。
この街に来ることがわかってから放送された「世界ふれあい街歩き」の録画を、出発前日も観ていた。番組は、レマン湖上からウシー地区の港に到着する船からの目線で始まる。そして街歩きを始めるのが、今回泊まったホテルの前なのだ。
地図を確認してきたわけでも、通りの名前を控えてきたわけでもなかったから、うろ覚えで「あのコース」を辿ってみたいなあ、なんて思いながらホテル横の坂道をのぼり出した。

旧市街らしき賑わいに辿り着くと、そこは湖畔とは全く違う雰囲気の落ち着いた、でも活気のある界隈。
聖フランソワ教会の周りには、小さいけれど有名なショコラティエや、時計屋さん、ブティックなどが並ぶ。
「キオスク」もQを使うと何でこんなにオシャレに見えるのか(笑)。
e0081334_0192526.jpg

e0081334_0215626.jpg

e0081334_0195776.jpg

地図を見なくても、とにかく湖を背に上へ上へと行けばいいから簡単。
あ、この景色、覚えがあるよ・・・
「ふれあい街歩き」の景色だ!
としたら、たしかここにエレベータがあったはず!
e0081334_0411921.jpg

e0081334_0412333.jpg

あったあった。
エレベータで上までのぼる。
ドアが開く。
息を呑んだ。
e0081334_0454777.jpg

まったく思いもよらない絶景が、ドアが開くや否やいきなり目の前に。
右に目をやると、目指していたカテドラル(大聖堂)がそびえていた。
e0081334_047536.jpg

下を地下鉄が通る陸橋の上を渡りながら、何度も立ち止まって景色を眺める。
e0081334_0485168.jpg

会堂の横から裏手には学校だった建物。
e0081334_1191491.jpg

大聖堂は一部改修中。入り口はどこ?と例によって周りをぐるぐるしていたら、再び景色が開けた空間が。
e0081334_0503979.jpg

e0081334_0504891.jpg

e0081334_0562369.jpg

聖堂の中へ足を踏み入れ、ぐるっと一周。州や街の紋章を描いたものなど、ひとつひとつ違うステンドグラスが印象的。
e0081334_05739.jpg
e0081334_0571718.jpg

e0081334_058628.jpg

e0081334_0581765.jpg

e0081334_0583478.jpg

e0081334_0584761.jpg

12使徒が彫られた石のレリーフのある一角。
e0081334_1135610.jpg

お!
ここにもあったぞ、階段が!
教会内にある登り口の一角は観光案内所みたいになっていて、塔へのチケットもそこで買う。
団体じゃなくても昇れるというので、さっそく!
e0081334_124939.jpg

まず開けたのはこんな風景。
これだけでかなり感動して、バルコニーを一周、写真を撮りまくって興奮。
やっぱりどうしても湖側ばかり見入っちゃうね。
e0081334_144027.jpg

ところが階段はさらに上へと続いていた。
昇っていってみる。
階段はどんどん狭く、急になってゆく。人がすれ違うのはちょっと無理になってくる。幸いなことに誰もいないので、遠慮なく上へ。
ああ、鐘が鳴り出した!
お昼の12時だったので、鐘はながくながく、頭上でずうっと鳴り続けている。
よし、鳴り終わらないうちに鐘のところまで行こう!
e0081334_181589.jpg

e0081334_19333.jpg

e0081334_110571.jpg

よし、さっきより街が下になっている。
鐘はまだ鳴っている。
あれれ、階段はまだ上へ続いているぞ。
とうとうてっぺんまで辿り着いたようだ。もう屋根裏に昇る階段の気分。
e0081334_11147.jpg

そして。
絶景中の絶景。
ここまでくるとさすがに風が冷たい。
風に吹かれながら、いつまでもぐるぐると四方を、遠く彼方を見下ろしていた。
e0081334_1124532.jpg

e0081334_113475.jpg

再び会堂内へ降り、あまり感動したので、案内所のお姉さんに思わず「すっっごいよかった!昇ってよかった!」と。「でしょう?この街で一番の眺めだから」とお姉さんも自慢げ。

会堂前から、またもや番組で見覚えのある一角が。
雨の日にも濡れずに市場にいけるようにと、昔からある屋根付き階段。そうだ、さっき下の路からもこの階段が見えてたな。
e0081334_1174195.jpg

e0081334_1195213.jpg

e0081334_1184881.jpg

のぼってきたのとは違う路で湖畔へ戻ろうと、賑やかな街中を通る。
そんなに大きくない中央駅は、ちょうど大聖堂のある旧市街と湖畔の真ん中くらいにある。
e0081334_123370.jpg

e0081334_123225.jpg

e0081334_124251.jpg

e0081334_1234963.jpg

e0081334_124636.jpg

まだ高台の、街の西側は見たところ高級住宅地のようで、のぼって来た一角とは全く違う雰囲気。
裁判所や学校が立ち並び、眼下に湖が見えかくれする。
e0081334_1265979.jpg

e0081334_1285833.jpg

途中でスーパーに寄りつつ、ホテル前へ出る湖畔の路までおりて来た。
少し水辺をぶらぶら。
綺麗な水鳥がいっぱい。
いいなあ、のんびりするなあ。
e0081334_1294683.jpg

e0081334_1303123.jpg

e0081334_1304736.jpg

e0081334_131578.jpg

そうそう、ローザンヌの会場(笑)。
ローザンヌ工科大学という、チューリッヒと並んで非常に優秀な工科大学が、街から少し離れたところにあるのだが、この校舎がまた斬新。
2人の日本人建築家の作品らしい。
e0081334_133384.jpg

e0081334_1333737.jpg

公演をしたスペースはこの不思議な建物のなかの多目的な空間。
下は絨毯、前後左右な〜んにも反響する物体がない(苦笑)。
舞台は合成樹脂のような固いボードで作られていて、「アクテオン」で地謡として長時間正座して歌う歌手の皆さんはかなり辛い思いをされたようだ。手で触っただけでも、何の弾力もないその固さに吃驚。本番では違う素材のものを挟んだりして改善しようと試みたらしいけれど、やはりとても痛かったとか。お疲れさまでした。
たぶん、舞われる方達も勝手が違って大変だったのでは?
木ってすごいな、と思った次第。
もちろん、音響的にもなかなか難しいものがありました。
e0081334_1405929.jpg

e0081334_1411031.jpg

e0081334_1412013.jpg

楽屋のウエルカムフルーツ。
e0081334_1424797.jpg

が、この大学の学生さんを中心としたお客さんは非常に喜んでくれて、楽しかった最終地公演。
狂言の善竹さんの、すでに恒例になったアンコールでの「笑い」サービスも大ウケ。
最終回の開演直前、タイトルロールの善竹富太郎さん、臼木あいさんと記念にパチリ。
e0081334_1425917.jpg

そうそう、ここまで食べる機会がなかったチーズフォンデュ。
この街でやっとありつけました。
Demi-demiという、グリュエールとエメンタールの半々のが一般的らしいんだけど、たぶんこのあたりではグリュエールとヴァシュランて聞いた気も・・・。
どっちにしても家庭や店でそれぞれ、使うチーズの種類や分量の割合、ワインの種類(キルシュやカルヴァドスも使ったり)によって全然味が違うんだって。
でもね、本当に思ったより美味しかった。ワインの風味が強く、チーズがこっくりと味が深い。いくらでも食べられてしまうから、結果すごい量のパンを食べることになる(苦笑)。
ワインはもちろん、バスの窓から見たラヴォー地区の「デザレ」。スッキリと爽やか。
e0081334_15019100.jpg

e0081334_1512442.jpg

一度だけ、番組でみた名物「駅が斜めになってる地下鉄」にも乗って面白かったし。
ホテルの部屋には・・・さすが水の綺麗な地方ならでは、美しい瓶に入った地元のミネラルウォーターのサービスが。
e0081334_155836.jpg

そうそう、ローザンヌのレマン湖対岸は、あのエヴィアン。
最後の本番前の、せっかく晴れた日中、やっぱり見に行こう、船に乗ろう、と数人で出かけることに。
水の街・珍道中お散歩篇が続きます。
[PR]
by saskia1217 | 2014-04-05 01:55 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217