旅のおもひで/その4・まだまだジュネーヴ、そして舞台

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さて、何処へいこう?
地図を見ると何やら「古楽器を展示」している博物館が・・・。
ん〜、特に見なくてもいいんだけど(笑)その博物館には他にも何があるのかがちょっと知りたい。
いったん教会より少し低い道に降り、地図を見ながら旧市街の中心地を通り(このあたりの古い街並にはちょっとオシャレなレストランや素敵なホテルがいっぱい!そしてこの小高い一角を歩いていると、ちらりちらりと湖の大噴水が目に入る瞬間が何度も。
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賑やかな通りからちょっと外れて、大きな建物が見えてくる。
ジュネーヴ美術歴史博物館。
入り口を入り受付をぐるっと見渡すも、どこにも入場料が書いてない。そこに座っていた超ダンディーな係のおじさんに「あの〜チケットは〜」と訊くと「マダム、こちらは全て無料です」と笑顔。
ひゃっほ〜、ジュネーヴ、太っ腹。
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このおっきな博物館はスイス特にジュネーヴの歴史と美術に関するいろんなものが展示されてるので、何を見たいかを決めてから該当する部屋を訪ねるのがコツ。
まずはその「古楽器」は何処にあるのか?
いつのまにか絵画の部屋に紛れ込んでしまい迷子になるも、(ここもガッラガラだったので)ちょっと暇そうだった(笑)係のおばさんに訊いたら「あら、あなた、ここじゃないわ、階が違うわよ」とエレベータまで連れてきてくれた。
この地方に伝わる生活用品や装飾品など(食器、家具、調度品など)のコーナーのはじっこ、ガラスドアで仕切られたスペースにいくつかの楽器が並んでいた。1597年ベルガモのエピネット、1620年頃フランドルのオッタヴィーノ(4フィートの小さなスピネット)、ハウスオルガン、あとはヴィオル族がいくつか。「ルソー時代のフランス音楽」と題した解説が為されていた。
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ま、楽器なんてね、音が出てナンボなので、こうやって博物館に入ってる楽器(特に鍵盤楽器)って「ふ〜ん」っていうしかないんだよね。弦楽器はいざ知らず鍵盤楽器はもう完全に消耗品だから。
装飾の美しさや、素材や構造の研究という点では貴重だろうけど。
他の階の展示、エジプトからヨーロッパからスイスから、古代から現代に至る彫刻や絵画、装飾品もなかなか見応えがあったけど(コローとか、カノーヴァとか馴染みの名前もたくさん)、面白かったのは階全てに移築(?)再現されている「スイスの典型的な住居」。
木目の暗い色調で、昔のお城なんかでもよく見る陶器の大きな暖房のある部屋の数々。家具、調度品、銀食器など。
居間にはチェンバロ(1777年リヨン、Stiermann)もちょこんと。
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そして照明の落された部屋には、前日に見て来たサン・ピエール教会内部のフレスコ画のオリジナル。
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ひとつ下の階に降りると、大きな板の間のホールに圧巻の光景が。
武器、甲冑の部屋。
スイスの歴史を物語る。
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結構歩いて、絵もみてヘトヘト。
そろそろ仕事の時間、湖の方へ降りてゆこう。
途中、このカルヴァンの街でルター派教会を見つける。ちょっと面白く思って入ってみた。
ドイツによくあるようなモダンでフレンドリー、シンプルな雰囲気。
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午後の湖の岸辺の憩い。水鳥がいっぱ〜い!
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ジュネーヴではまだまだスイスフランにご用心!という気持ちが働いて、夜もホテルの部屋でご飯!みたいな日も多かったので、行く先々でスーパーに行くのが必須。
案内されたままにかなりの高級スーパーに行ってたこともあったけど(苦笑)それはそれで美味しいものに出会えて楽しかった。
なにせもう、大好きな野菜やハーブ類の種類の多さ、日本では食べられない味!
スーパーのなかをぐるぐる歩くだけで大興奮。
ものすごいチーズの山、赤い印がついてるのは特売品(ホントは店内で撮影ってよくないのだろうけど、店員さんにきいたら「いいよ〜!いっぱいとって〜」と言われたので遠慮なく(笑)。
夢にまでみたあの、あのアッペンツェラーがぁぁぁ〜〜!!(昨今日本でも買えるがとてもお高い)
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最愛のジャガイモ各種。も〜、左下のみたいなキロで買いたい!
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横一列ぜ〜んぶ買い占めたくなる、ナス、セロリ、ほうれん草、ブロッコリー、カリフラワー。
まるい根セロリや、ロマネスコ、懐かしい!
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緑が美しいハーブ類。
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パプリカでも、スペイン産よりイタリア産のほうがお値段低め。でもスペイン産、美味しそうなんだよなあ。
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調理器具があったらどんなによかったことか!
アーティショーク!
ちっちゃいのもあるよ〜。
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魚売り場もお肉売り場も大きくて、魚も捌いてくれるし、チーズやソーセージも量り売りしてくれる。こんなとこに住んだら、破産&肥満地獄になりそうだ、と真面目に思った。
あ、お寿司コーナー!中で職人さんが握ってる!
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そして街中のチョコレート屋さんではこんな光景も。これは量り売りだけど、大きな板のまま可愛い箱に入って木槌がついてるギフトセットがあって・・・砕いて食べてみたかったな。
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おっと。
観光と飲み食いの話しかしてなかった(苦笑)。
ジュネーヴの上演劇場はこちら「エスペランス劇場」。「希望劇場」とでもいうのか。
湖から旧市街に登る途中にある小さな劇場。ちょっとオシャレな感じだったのかな。
キャパは少なく、演劇用なのでひどくデッド、小ぶりすぎてオケのスペースを設けるのに一苦労だったけど、その分ステージとは近くてコンタクトは取りやすかったかな。
ここでもスタッフ総動員で設営、光合わせ、リハ・・・
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そう、ここジュネーヴからは地元のバウアー「Extermann」の楽器。タッチが幾分重厚すぎて苦労もあったけど、まあとにかく、ここから、本番前と休憩調律を工房の方にお任せできたので少し時間との戦いからは解放された。
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スタッフ、コーディネーターさんのお心遣いで、軽食は日本食のお弁当。
ここまできて、焼き鮭やおかかのおにぎりが頂けるとは!
ご飯はやっぱり美味しいです。
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おかげさまで、万来のお客様から喝采をいただきました。
日本の笑い、そして日本の静と動。
どこへ行ってもちゃんと通じるものです。

さてと。
ジュネーヴを出発、今度はバスで一路北東へ。
チューリッヒ、やっとドイツ語圏だ(笑)。
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by saskia1217 | 2014-03-24 19:46 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)