旅のおもひで/その3・スイスへ、ジュネーヴで見たもの

えっと・・・・まだ続いてました(笑)。

アルプスを越えてスイスへ。
レマン湖を見たのはじつは初めて。
スイスは、フライブルクから近かったバーゼルや、やはりドイツ寄りボーデンゼー近くのザンクト・ガレンあたり、それから南東部イタリア国境近くのエンガディン地方、サンモリッツ、もっと南のコモ湖近くルガノ、ベリンツォーナくらいしか行ったことがなかったから、ジュネーヴ、ローザンヌ、チューリッヒなどの「街」を見るのが今回本当に楽しみだった。

お昼過ぎに空港着、バスで市内のホテルへ。
ホテルは駅近くの、つまりかなりアブナイ感じの一角。
深夜に一人でフラフラしたりしなければ特に危険ということは無いのだけど、朝っぱらから次の角の辻々に露出度満点の魅惑的なおねえさん達が佇んでるという歓楽街、久しぶりに生々しく刺激的な光景をみたなあ・・・(苦笑)。
ホテルそのものはかなり古く、簡素だけどそれなりに清潔で木目メインの落ち着いた内装。広さもある。バスルームも木目。今回の旅、旅行会社の配慮なのか、そういうオーダーだったのか、予想に反して全日程バスタブ付き!なんて贅沢なんだ!
表通りに面していた私の部屋は案の定深夜までかなりの騒音だったけど、ま、疲れてればぐっすり眠れるってもので。
朝食もシンプルながら果物やジャムや自分で茹でる卵などたっぷりあり、ネスプレッソのマシンがあったのがスイスに来たことを実感させる。ん〜、コーヒー美味しい!

せっかく昼間に着いたんだ。翌日は月曜日で色々閉まるし、リハや本番でゆっくり散歩は出来ないだろう・・そう思って、荷解きもそこそこに街へ飛び出す。
そう、ジュネーヴといえば宗教改革、といえばカルヴァン。
旧市街のメインのカテドラル・サンピエール教会、そして何よりまず月曜休館の、隣接の「宗教改革記念館」を目指す。
駅近くのホテルからまずレマン湖岸へ出る。さすがの大きさ。琵琶湖より面積は小さいらしいけどとにかく細長いから広い広い。海みたい。
へ〜、ベートーヴェンがこの湖面に映る月を見て、あの「月光」を書くインスピレーションを受けたっていうのはこの湖のどのあたりだったんだろ〜な〜、なんてぼんやり思いながら、いきなり視界に飛び込んできた、あの大噴水に感激。これぞジュネーヴ!
虹が霞む大噴水。湖の中の「ジャン・ジャック・ルソー島」。街の、あたかもすぐ向こうにあるような、雪をかぶった山々。ああ、あっちへ行けばあのシャモニーなのか〜。
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お〜、スイスじゃあ横断歩道は黄色いんだ!
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駅近くにはやっぱりちょっとポップな色のついた建物とか。
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ふらりと入った小さな教会のステンドグラスが美しかったり。街中の「イギリス教会」、なかにはだぁれもいなくて、ゆっくり想いにふける。
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橋を渡り、旧市街へと坂道を登ってゆく。
湖畔のリッチなホテル群のあたりは、ブランド用品やさんや高級時計店などが軒を列ね、いかにも観光地、保養地という感じだが、丘の上の旧市街は中世からの雰囲気を残す石造りの壁や古い街並が落ちついた感じ。
今まで長いこと、多くの国々や権力を相手に自分たちの地域を守って来たスイスの歴史と苦悩を彷彿とさせるような建物や記念碑も目にする。
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日曜なので、素敵そうなレストランも全て閉まっている。ドイツじゃレストランだけは日曜でもやってたのになあ。
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登って行く途中に「わあ、いいなあこの教会」って、中に入ろうと試みるもメインの扉が閉まっていて、教会周りをぐる〜っと一周。結局どの扉も押しても引いても開かず終い。そうそう、この感覚だ、ヨーロッパで知らない街を探検する時の、このことごとく「うまくいかない」感じ(笑)。なのにちっとも焦らない。慌てない。諦めない(笑)。そして、たとえダメでも「そんなもんか〜」ってちっとも腹がたたない。こういうの、日本にいると忘れちゃうんだ・・・。
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当てずっぽうに登りつめたらちょうど宗教改革記念館の前に出た!
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閉館時間まで約1時間、殆ど誰もいない館内、イヤホンガイドを借りてゆっくりと見ることが出来た。
カルヴァンだけでなく、もちろんツヴィングリとかそしてルターのことなんかも詳しく解説してあったし、当時のいろんな聖書の展示も。聞いた事のない改革史の英雄や聖職者の名前もいっぱい。改革を描いたカリカチュアや絵画、映像も。
最後にショップで絵はがきなんかを買って、早足でとなりのサン・ピエール教会へ。急いだ理由は、塔にのぼるのが17時までだったから(笑)。
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すでに5分前。受付にいた若い神父さんに「も、もうダメですよね、上?」と訊くと「私がここにまだいるってことは大丈夫ってことですよ」とニッコリ。「上にあがりきってちょっと広いスペースに出たら、左をみるとレマン湖が綺麗に見えますよ!」とも。御礼をいって重い鉄の扉をあけ、石の螺旋階段を登る。これこれ!これがやりたかったの!
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上にはカリヨンやら古い遺物やら。
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鉄格子ごしに湖の絶景を楽しみ、教会堂内に降りて中をぐるっと。「カルヴァンの椅子」もあったよ。
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この日はもう暗くなり始めたのでホテルに戻り、翌日リハ前の午前中に再びここへ。
今度は教会地下にある「考古学博物館」を観に。
すごかったんだ、ここが!
後でガイドさんにきいたら「ジュネーヴで一番誇れる見どころ」だそう。
朝一だったせいか、たぶん館内には私1人しかいない、という贅沢。な〜んとここには日本語のイヤホンガイドが!
じつはこの地、ジュネーヴという街の原点。紀元前から今まで、この街がどうやって出来てきたか、が、模型や映像、そしてこの教会の地下に何重にもかさなって残っている遺跡によってわかる。遺跡や出土品などが、地下に延々と続く通路をたどりながら見てゆけるという素晴らしい施設。
歴史だけを語るのではなく、ジュネーヴそしてスイスにおける考古学の進展や最新技術についても(例えばこの遺跡をどうやって発掘し、展示に至ったか、とその意義など)わかるようになっている。
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初期キリスト教時代に洗礼が行われた浴槽や、もっと後の時代に権力者の謁見の間として使われていた美しいタイル張りの床の広間、井戸・・・。
あちこちには色分けされたプレートが埋め込んであり、それがどの時代のものなのかがすぐわかる。
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馬の骨、そして人骨。
おそらくこの辺りで勢力のあった人だそう。
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楽しかった!
再び、明るい現代へと戻る。
さてと、あとはどこをみにいこうか・・・
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by saskia1217 | 2014-03-24 00:37 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)