ポストイットとジップロック

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今年もメサイアの季節到来。
第一弾は東京女子大。
今日はそのリハ初日。
5時間みっちり、ソロ、合唱とオケ合わせ。

ここのメサイアコンサートは今年でもう59回目。すごい。
そのうちたった数回だけご一緒させていただいているだけなんだけれど、毎年リハにこのキャンパスを訪れるたび、ここが日本の、東京の、杉並区の、しかも普通の女子大生たちが通う大学なんだということを忘れてしまう。
それほど、ここには何か違う空気が流れてる。
落ち葉の匂い、建物の趣き、整然と静謐とした空気。
こんな大学で4年間過ごしたら、私だったらどんな大人になっただろう・・・なんて思っちゃうんだ。
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ヘンデルの「メサイア」は、特にクリスマスの物語ではない。
キリスト生誕を扱った部分はあるけれど、それはほんの一部で、どちらかといえばその生涯全体について語っている。
とはいえ、リアルでドラマティックな「物語」として何かが語られているのではなく、とても抽象的にその一番大事なことを全体から包むようにジワジワと醸し出している。
その「メサイア」がこの日本で(おもにミッションスクールの催しであることが多いけれど)この時期に習慣的に演奏されるというのも、なんだか不思議な感じだね。

さて私、今まで音楽の仕事をしてきて、一番たくさん弾いてきた曲はいったい何だろう。
ソロはともかく、通奏低音だと・・・
ヴィヴァルディ「四季」?
パッヘルベルのカノン?
数えてないからわからないけど、たぶんこの「メサイア」なのかもしれない。
おかげで自前のベーレンライターのミニチュアスコアは、本番のたびに指示や演奏上の約束事を書き込んできたら(その都度判別できるように色を変えながら)、さすがにもうこれ以上書き込めないというヒドイ状態になってきてしまった。これじゃあもう、それがいつの、誰と一緒の時の、どんなヴァージョンのものなのか、まっっったくわからん。
しかも版によって違う曲番号が各曲のあたまに全種類書いてあるから、もうカオス(笑)。
なので、ここ2年くらいはポストイット作戦に切り替えている。今日も前回貼付けたものを取り新しいものを貼り足しながらリハを進めた。カット部分も公演によって異なるから、カラフルな(公演によって色分け)クリップも必須。
おかげでオルガンの上がゴミ箱状態(ゴメンナサイ)。
ジップロックに集めてみたら、な〜んかものすごく仕事したみたいな感じだ(笑)。

今月中に数回あるメサイア公演、それぞれのリハが別の本番より前じゃなくって本当に助かった。
そしたらもう、パズル状態だっただろうから(苦笑)。
ん〜、来年、来年こそは、ベーレンライターの新しい指揮者用大型スコア買おう!
その前に、来年末もちゃんと仕事が出来ているように、元気でいられるようにしよう!
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by saskia1217 | 2013-12-01 02:09 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)