倍返し

・・・っていっても「仕返し」じゃあなくて御恩返しのほう(笑)。
「危険なので用事のない人は外出しない」ってテレビで言い始めた先週金曜日。
でも朝ちょこっとヨガやったくらいじゃあ、毎日冷房の効いた室内に一日中いるのは運動不足すぎると思い、ずっと気になってた田端の赤札不動尊(東覚寺)に行こうと思い立つ。
夏のお出かけは午前中が限る、とはいってももう最近じゃ早朝から30℃以上。どっちにしても変わんないやと用事をいくつか片付けてから、お昼くらいに家を出る。
もちろん徒歩だ。大した距離ではない。
時々通りかかる馴染みの小さなお稲荷さんや神社に、久しぶりにご挨拶しながら。
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帽子、サングラス、水、塩飴。スニーカーにリュック。
出来るだけ楽な恰好で、しかもいつもよりずっとゆっくり歩いた。
けどやっぱり、特に交通量の多い大通りのアスファルトはキツイ。
途中日陰でお水を飲んだり、花が咲いていると立ち止まって眺めたり、休みながら歩く。
夏の花は色が綺麗。
八重の向日葵も素敵。
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こうやって歩いていると、本当に日本人の植木、草花好きが身にしみる。
マンションの管理人さんだったり、幼稚園の用務員さんだったり、定食屋のおかみさんだったり、そんな人たちがせっせと水やりをしている。
塀の上やべランダもだけど、特に家の前!私道であろうが公道であろうが、自分ちの玄関前に鉢植えを並べて毎日大事に水なんかやって、「咲いた咲いた〜」なんて嬉しがってる、そんなささやかなことに楽しみを見いだしてる国民て、やっぱり貴重。それも江戸時代から急に流行ったらしいけど、その血がまだ続いているんだね。
(欧米でもベランダ植物やガーデニングは盛んだけど、ちっちゃい玄関周り、塀からはみ出した道なんかに置いてるのは日本だけだと思う。)
通りかかった幼稚園には塀代わりに立派な向日葵の列。
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動坂までやっと来た。
そういえば私は一度だけ、初夢になすびが出てきたことがある(笑)。
だけどその年に特別いいことがあったかどうかは覚えていない。
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しっかし・・・溶けるかと思った。
お寺に着いた頃にはすっかりゆでダコ状態。
しかもここって、わりと炎天下なのよ・・・。
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白龍山寿命院東覚寺。
真言宗豊山派の寺院で、谷中七福神めぐりのお寺のひとつ(福禄寿)でもある。
本堂のご本尊にまずご挨拶しがてら、ここで初めて腰をかけてお水を飲んで休む。
蝉時雨がすごい。
炎天下の境内には山門をお掃除するお寺の方がひとりだけ。
蓮の花のつぼみ、満開のサルスベリの花。
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ここでもうひとつ有名なのはこの真っ赤に見えてる「赤紙仁王」。
江戸時代初期から立ってるこの仁王様。
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寺務所にお願いして薄くて赤い紙とお線香をいただき、自分または家族知人の病気や怪我などで悪い箇所と同じ仁王様の身体の箇所に「阿」「吽」の順にその赤い紙を貼付けて、治癒回復をお願いする。
そしてもし治ったら、御礼として「阿吽」それぞれに一足ずつ草鞋をお供えするのが江戸時代からの習わし。これは祈願者や病人を見舞うために日夜歩かれている仁王様、さぞ草鞋がいたんでたくさん必要とされるだろう、という気持ちから。

果たして、こんな大きな草鞋だったよ!
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お線香と草鞋を置いてのご挨拶が終わったら、その草鞋は専用の場所に結んでおく。
「ここのところ御礼参りの方が多くて」とお寺の方がおっしゃっていたが、なるほどもう結べる余裕がほとんどないほど、草鞋がスズナリ(苦笑)。
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背伸びしてようやく一番上にスペースを見つけ、必死で結びつける。全身大汗をかいてる上に炎天下でもっと汗が吹き出したところに、強く結ぼうとする藁のクズが頭上からいっぱい落ちて来て首やら腕やらにひっつく。わ〜。

でも、これで気が済んだ。
お願いしっぱなし、ってのはどうしたってマズイ。
せっかくなのでお隣の(もともと一緒だった)、こちらも由緒ある田端の総鎮守、田端八幡神社へ寄る。こちらも人っ子一人いない。
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石段を随分上がった、お寺より少し小高いところにある境内は多少風が通る。
耳鳴りがするくらいの蝉時雨。
少し腰掛けて、覚え書きをメモしたり、写真を見たり、水を飲んだり。
うるさいくらいの蝉の声なのに、身体で感じるのはこの静寂。不思議。
ここも久しぶりで来たなあ。

帰り道、もと来た道を忠実に戻ったが、いくらのんびり歩いてもこの酷暑には勝てなかったようで、翌日まで体調がイマイチだった。
自分で大丈夫、と思うことが熱中症を引き起こすんですね。
過信には気をつけよう。
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by saskia1217 | 2013-08-13 00:46 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)


今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


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