13日間の夢

ほぼ「季節労働者」と言っていい音楽家としては、一年で一番「働いてる」実感のあるのが今。
そして、私が一番好きな季節も今。
秋から冬に変わる間の、この数週間。

なんてな。
それも事実なんだが、「朝早く目が覚める=夜更かししなくなる」の、きっと身体にはいいこのサイクルはブログ書く時間てのが無くなるんだな(笑)。

てなわけで、久しぶりに書いてみる。
溜まってる、溜まってる・・・!

10月終わりからリハ参加した、神楽坂セッションハウス・リンゴ企画「とさか計画/ブルグミュラー25」が終わって、夢去って空っぽ、を味わう暇もなかったな。
本番3回はそれぞれの出来。
私だけに限っての個人的感触でいえば・・・
初日→初回の緊張とどことない安全運転による、可もなく不可もないソコソコな完成度。当日朝までの疲労も気にならない気持ちの密度。
2日目マチネ→昼はお客も出演者も全く違うテンションになる。子供が多いのもその1つの要因。前日少しホッとしたせいか、朝からのプローべからの切り替えが難しかったせいか、集中度が前夜にくらべて落ちたのか、はたまたリラックスしすぎたのか・・フワッと終わってしまった感じ。
2日目楽→格別リキが入ったわけじゃなかったのに、謎の「ワクワクお化け」に取り憑かれ、ノリとしてはちょ〜どいいテンションで、じつに気持ちが楽で終始楽しかった。3回目で色々と掴めてこられて、弾くことにもステージへの目くばりも余裕が出てきて「遊ぶ」ことが出来てきたせいか?

(トサカのついた衣装がかわいい)
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初日、コンドルズのむか〜しの映像でしか知らなかったセッションハウスの「伝説の」あの楽屋に足を踏み入れた時はちょっと感無量。
2日間、あのせま〜い楽屋でダンサー6人+私で過ごした時間・・・笑って、食べて、話して、のんで・・・本当に濃くて、楽しい、忘れられない時だった。
毎回の開演前に7人で円陣くんで、手を重ね、声をあげて。誰も何も言わずとも、全員の手が「とさか」型に・・笑。
「スタンバイおねがいします!」という声を背に、ステージ上手に続く細くて真っ暗で急な階段を手探りで降りてゆく、あの何ともいえない張りつめた「ワクワク」と「ド〜ン」と「ワ〜イ!」。

(差し入れの「カヌレ」が超美味!)
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良平さんが目指すものと、その中で日々刻々、一瞬一瞬変わったり増えたりしてゆくアイデアを、ダンサーさんと私の全員で受け止めて、足したり引いたり、作ったり削ったり・・・が、とにかく楽しい。
たとえ肉体的時間的に多少きつくても、そんなものは何の邪魔にもならない・・どころか、そんなことすっかり忘れてる(笑)。
作品にかかわる作業や頭で考えること、そして全てのスタッフさんを含めて実に気持ちのいい空気、関係がそこにあるので、こんなにストレスフリーの現場はなかった・・・って、後で気がつく。
おそらくそれは、良平さんやプロデューサーさんや主なスタッフや出演者の方たちがこれまでに築いてこられたもの、信頼やいい空気があるからだったのだろうな。
今回私はそこにポンと飛び込ませてもらって、実にいい思いをさせていただいたんだなと思う。

ほぼ20年ぶりの「人前でピアノ」、しかもブルグミュラーは40ウン年ぶり(笑)。
日常生活空間にピアノがない私は、今回の公演前には何度か実家へいってさらっていたのだが、じつは一番喜んでいたのは母で、子供の頃私と妹がさんざん弾いていたメロディーをさかんに懐かしがっていた。ちなみにこういう「ダンス」は未経験だった母も本番観にきてくれて、非常に楽しかったようだった。

(セッションハウス近くの銭湯が素敵)
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打ち上げには出演者の他に、数人のダンサーの方、ミュージシャン・・・色々な人との出会いもあって、楽しくて珍しいお話がいっぱい出来て、これもまた豪華なオマケ。
出会いは出会いを生む、それも素晴らしい人からは必ず素晴らしい人に繋がる。
その瞬間に居合わすことができて本当にありがたかった。
そしてやっぱり素直に思うんだ、いい作品といい舞台にこれからも関わっていきたいなあって。

この「ブルグミュラー」も、またいつの日か再演できたらいいな〜
なんてな。

(この衣装も腰にトサカがついてました!)
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by saskia1217 | 2012-11-17 19:37 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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