休符

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一昨日からやってる、東フィル定期、リゲティ「レクイエム」のリハも今日が最終。
大編成のオケ(バスクラとかコントラファゴットとかバストランペットとかチェレスタとかチェンバロとか・・)と、女声ソリスト2人、混声合唱から成る、4楽章の「レクイエム」。

客観的に聴くだけだと「わ〜なんだこのカオス」という印象もなくはないが、毎日その響きの中に身体を置いているうちに、なんかすごい快感というか(笑)、全てがものすごい当然のように思えてくる・・。
タチェットの時なんか、眼をつぶって力を抜いてると、身体という実体はもちろん意識までもがその中に気持ちよく溶け込んでいきそうになる。
昨日、おそらくここ数週間の疲労のせいだろうか、生まれて初めて、睡魔のために食事しながらガックリと首が前に倒れるという経験をしたのだが、今日リゲティの海のなかにいた感覚はそれにもちょっと似ていた。

チェンバロパートは、弾くところはじつはとっても少ない。
4楽章のうち最初の2楽章はお休み。
3、4楽章もたぶん全体の1/10くらいしか音出してないかも。
だけど、出てくるところは結構目立つ(苦笑)。
「常に弾いている」通奏低音奏者としての生活(!)に慣れてると、休符を数えるテクニックがなかなか付きにくいのが悲しいね。音楽家としては残念すぎる。
おまけに変拍子と、この膨大な全パートが少〜しずつズレながら音が重なってゆくというリゲティ特有の書き方で、他のパートからのきっかけも取りづらい・・・
というわけで、弾いてないところのほうが書き込みが多い、というこのパート譜(笑)。

今日リハ終了後に思わず「あ〜弾いてないのになんでこんなに疲れるんだろ」と呟いたら、大学の後輩の弦楽器奏者が一言「弾いてないから疲れるんじゃないですかね」。
そ〜だ、それだ。

明日は「膝の上で指数え」という、今でも私が抜けられない超初心者チックな方法で、全力で対処したいと思っています。
南無阿弥陀仏(←なんかちょっとそういう響きなの、この曲)。
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by saskia1217 | 2012-10-17 20:06 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217