港の街へ

e0081334_11423960.jpg

広島から新幹線で博多まで、そこから特急「かもめ」に乗って長崎へ。
な〜んとなく海が右側に見えるだろうと漠然と思っていたら、左側だった・・・。
列車の路線て面白い。
今回は九州新幹線に乗る機会はなかったが、「かもめ」の室内は木目調で床もこんな感じ。座席もレザーでふかふか。なかなかいいね。
e0081334_11452659.jpg

広島で買っておいた「瀬戸内」がテーマで清盛の名前が付いた(笑)お弁当を食べる。
アナゴ、タコ、アジの南蛮漬けなど広島名物が入ってる。
e0081334_114735.jpg

とちゅう諫早駅に停車中、こんな横断幕を発見。ちょうどこの前日に内村選手が金メダルをとったばかりだったのでタイムリー!祈りは届いたね。

長崎に15時過ぎに到着。
初めてみる港の街は、駅前から見えた壮大にそびえる傾斜地に建物が建ち並ぶ景色に吃驚。
ホテルに着き身支度を整えて、すぐに街へ出かける。
長崎ではそれほどフリーな時間は無かったが、ここだけはどうしてもどうしても訪ねたいと思っていた。
大浦天主堂。
e0081334_2035412.jpg

ついにやって来たよ!
夕刻だったこともあって観光客も少なく、ひっそりとしている。
この日の長崎は立っているだけでジットリと汗が吹き出してくるほど、湿気の多い暑い日だった。市電を降りて、お土産物屋が立ち並ぶ坂をゆっくりと昇る。くねった坂をぐるりとまわると、眼前に見慣れた有名なお堂の姿が突然あらわれる。それだけで胸があつくなる。
入場券とパンフレットを買って辺りを見回す。階段途中にある売店に「16時閉店」の文字を見たので迷わず入る。あと10分。教会の友人にお土産を探そうと見て回る。シスターが静かにすわってお店番、安らいだ空気が小さいお店にみなぎる。一筆箋や絵はがきを求め、聖堂に向かう。
聖堂公開は18時まで。間に合ってよかった。
途中には「信徒発見」のレリーフ。
e0081334_20513583.jpg

聖堂正面には「日本の聖母」。いつまでも見ていたいような不思議な静謐さがある。
e0081334_2052818.jpg

木造の聖堂内はかなりの暑さ、まばらな訪問客たちは信徒席脇にいくつも置かれた扇風機の近くに思い思いに陣取って、正面の祭壇を見上げながらスピーカーから流れる解説に聴き入っている。
ステンドグラスがはめ込まれた窓はすべていっぱいに開け放たれているが、あまり風が通らない。ものすごい蝉の声、吹き出す汗。
しばらく解説をきいたあと、お堂の中をぐるっと歩いてマリア像や十字架の道行きなどをみる。舟底の形をした天井のシルエットもすばらしい。
e0081334_20571341.jpg
e0081334_20593814.jpg

隣接する旧大司教館。南ヨーロッパの夏のヴィラのようだが、瓦葺きの屋根が見えるといかにも東洋風だ。
e0081334_2141726.jpg

その上にあるのは旧羅典神学校。ちょうど色々な展示をしていて中をゆっくり見る。踏み絵やマリア観音、司祭のガウンなど。そしてコルベ神父の特別展。
神学校の裏手、聖堂との間の空間は格別に美しい。ここからなだらかに昇る道を辿ると、隣りのグラバー園に行くことができる。
e0081334_2110741.jpg

e0081334_2195549.jpg

グラバー園に行く前に下の教会を見に行きたかったので、引き返して聖堂前の階段を一度降りる。
すぐ前のカトリック大浦教会、もちろん入り口は開いているので中に入ってみる。
e0081334_21115195.jpg

2階が聖堂になっていて、ひっそりと誰もいない三角屋根のお堂。正面の美しいステンドグラスが印象的。こうしてふらりと入って静かに見ることができるカトリックの教会はいいな。
e0081334_21135277.jpg

e0081334_21153452.jpg

あらためて下からグラバー園に入る。階段に並行してエスカレータもあることが画期的。
暑い・・・とにかく暑い。
陽射しの強さとともに、街全体がものすごい湿気に包まれている。数m歩くだけで息切れするくらいだ。「動く歩道」の両側からはミストが吹き出しているが、実際あまり涼しい効果は期待できないようだった。
とにかくまず一番てっぺんまで行ってみる。そこからいろんな建物を順番に見ながら降りて来よう。
e0081334_21193951.jpg

旧三菱第2ドックハウス。
この2階テラスからの景色が最高らしいので行ってみる。
e0081334_21204727.jpg

おお〜、たしかに。思わず手を振りたくなるね(笑)。
階段を降りてくる途中、暑さにバテているニャンコを発見。暑いよね〜。
e0081334_21221468.jpg

e0081334_21224912.jpg

旧長崎高商表門衛所。
このあたりからの眺めも素晴らしい。
e0081334_21253746.jpg

旧ウォーカー住宅。
e0081334_212657100.jpg

旧長崎地方裁判所長官舎。
e0081334_21271166.jpg

中腹にある、カフェのある広場のようなところに出る。池には、亀on亀の見事なコラボ(笑)。
e0081334_21285162.jpg

この日はもう閉店していたけど、喫茶室のある旧自由亭。
e0081334_2131686.jpg

そして、あの有名な像、ここにあったのか。
プッチーニ、そして少し右に、意外に小さい三浦環の蝶々夫人像。
e0081334_21331398.jpg

e0081334_2134810.jpg

随分降りて来た。外のカフェで冷たいビールでも飲みたかったがグッと我慢。
e0081334_21342737.jpg

そして、長崎には数えきれないくらいある「○○発祥の地」シリーズ。
e0081334_21371920.jpg

これは「アスファルト」。
e0081334_21373476.jpg

ついでにこちらは天主堂に行く手前の坂にあった「ボーリング」。
e0081334_2138327.jpg

ほかにもいっぱいあるんだよね。さすが開かれた港町。
そしてフリーメイソン・ロッジの門。マークが刻まれている。
e0081334_21391245.jpg

e0081334_21401226.jpg

とても印象的な佇まいだった旧リンガー住宅。
e0081334_21443375.jpg

イタリアでよく訪ねた古い建物を思い出す。赤がかった壁の色、日よけ付きの窓、玄関前の丸い噴水。ソファを出して読書したくなる。
e0081334_2145050.jpg

e0081334_21451351.jpg

その向かいには打って変わって「イギリス」をイメージさせる旧スチイル記念学校。
e0081334_21462180.jpg

どの建物も中を見ることができるので面白い。置かれている家具などは後から持って来たものも多くあれど、そしてヨーロッパのあちこちで見た記念的建築物ほどの緻密さはないにしても、それがここ日本の長崎という歴史上とても大切な特別な街にあるということに、格別の意味を感じる。

そして、最も有名なグラバー邸。
e0081334_21525134.jpg

クローバー型の形はやっぱり何処から見ても美しいね。専門的なことはよくわからないけど、瓦屋根、建物の形や色、部屋の仕様などすべてひっくるめて見ると、西洋、そして中国、日本、いろんなものが全て入って融合しているみたいで面白い。
キリンビールのラベルのもとになったと言われる麒麟たち。
e0081334_21535469.jpg

天井にある隠し部屋など、ほかにも面白いものがいっぱい。
グラバー邸前にあった美しいイングリッシュオークの樹。
e0081334_21555969.jpg

そして、グラバーさん。
e0081334_21564876.jpg

帰路途中、出口には長崎伝統芸能館。おくんちの傘鉾が豪華、龍もいたよ。
銅鑼の音が聞こえてきそうだ。
e0081334_21581651.jpg

e0081334_21582568.jpg

駆け足で名所を見たあと、夕食は新地中華街の「老李」にて。
冷たいビールがぬるくならないアルミ(?)のジョッキ。二重構造になっているので底まで冷たいまま。
e0081334_223443.jpg

そしてこのお店名物の、生カラスミののったちゃんぽん。カラスミを溶かすとスープにコクが出てとても美味。
e0081334_2244071.jpg

どれもこれも美味しかったのだが、とにかくこの日は・・・・食べ過ぎた(笑)。
そして翌日「レクイエム」本番の日を迎えた。
(つづく)
[PR]
by saskia1217 | 2012-08-16 00:10 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)


今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ

全体
プロフィール
コンサート・スケジュール
チェンバロ教室のご案内
感じろ、考えろ、思え!
エレファントカシマシ
コンドルズ
ラーメンズ
曽我部恵一さん
くいしんぼうメニュー
お薦めレビュー♡
このブログのご先祖

ライフログ


夢を追う旅人(初回限定盤)(DVD付)


Music of the Couperins


NHK 趣味どきっ!(火曜) お寺の知恵拝借 2016年 8月~9月 [雑誌] (NHKテキスト)


正法眼蔵(一)全訳注 (講談社学術文庫)


典座教訓・赴粥飯法 (講談社学術文庫)


わが家の仏教・仏事としきたり 曹洞宗 (大きな活字でわかりやすい!)


茶席で役立つ禅語ハンドブック

お気に入り♡リンク集

最新のコメント

雪虫さま 記事をお..
by saskia1217 at 19:20
はじめまして、コメントさ..
by 雪虫 at 10:28
take様 コメントを..
by saskia1217 at 02:05
福井在住のものです。地元..
by take at 23:49
コメント、ありがとうござ..
by saskia1217 at 20:51

以前の記事

2017年 12月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
more...

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

音楽
アーティスト

画像一覧