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お稲荷さん

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東京でお稲荷さん参り。
この日は台風直撃の予報だったんだけど、ずっと前から約束して楽しみにしていたので、早めに行って早めに帰るということで決行。
私にとって「東京のお稲荷さん」といえばまず王子なのだけど、そういや「東伏見」っていう駅の名前には子供の頃から馴染みがあったのにな〜と思いつつ、今さら東伏見のお稲荷さん初体験。

駅前から大きな赤い鳥居。
駅横の交番で訊かなくても自ずから道は明らかなんだね。
この鳥居をくぐって線路沿いに歩くと、すぐにまた次の鳥居が現われる。
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住宅地にこの大きな鳥居のインパクトはなかなかだ。
なだらかに広がる住宅地と黄色い西武電車、線路沿いには季節の草木・・・
どこかのんびりしたこの武蔵野の風景は、生まれ育った土地の空気がしてすごく懐かしい。
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参道の表示があるこの道、住宅や小さいお店などが並ぶごくふつうの通りだが、両側に大きな桜の木が道に張り出して何本もたっている。
昔は桜並木だったのだろうな、この参道は。
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雨がパラパラ降り出してきた頃、東伏見稲荷神社に着く。
結構大々的に改修中。
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ちょうど月末は大祓なので、ここにも茅の輪が。
東伏見稲荷は、昭和4年に京都の伏見稲荷から勧請されたというので、それほど古くはない。大きな神社だけど、意外なことに社格はなく旧無格社。
流造の曲線が美しい。
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大きな舞殿。
松の木と広がる空が、東京にいることを忘れさせる。
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拝殿本殿の後ろには、お稲荷さんに付き物のお塚。
ちいさな伏見稲荷みたいになってて、大きくはないけどそこそこの数のお塚をめぐることができる。
この神秘的な不思議感がお稲荷さんの魅力。
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小さなお社には名前が付いているものも、お社がなく小さな祠だけだったり、樹の前に依代だけがおいてあるような小さなものも。
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でもここはお稲荷さんの宇迦御魂大神だけじゃなく、音曲や芸能の神様である大宮能売大神もお祀りされているから大事なのだ。
雨の神社もまた、一興なり。
by saskia1217 | 2012-06-23 14:05 | 感じろ、考えろ、思え!

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217