こんなところにも

もう10年以上親しんでいる阿佐ヶ谷の街。
でも、ご飯を食べにいったりお茶飲んだりするお店は、チョイスが多い阿佐ヶ谷とはいえどうしても何軒かに決まってしまっているし、歩く道もいつもだいたい同じ。
散歩だけのために出かけて行くほど近くもないので、よほどのことが無い限り、その道を外れて歩くこともなかった。

でも、以前から気になっていたところに足を止めてみたり、ほんのちょっと道を逸れてみると、やっぱり面白いね。
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何百回も通りかかっていながら足を踏み入れたことがなかった鳥居のある一角。
入ってみたら、小さな弁天様だった。
右側手前の柱の上には白い蛇の像。
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もしかしたらかつてはもっと広い敷地だったのではないかと思わせる大木。ご神木かな。
狭い敷地に小さいお社、そして天を突き抜けそうな大木・・・こういう景色はそこここに見ますね。
隣りのマンションや駐車場、そして通りを挟んだ大きな古いお屋敷など、昔はやっぱり一続きだったのかなあ。
この辺はかなりの田園地帯だったはず。
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ぽかぽかと天気が良い日だったので、線路の反対側も少しだけブラッとしてみる。
パールセンターや中杉通りはよく歩くけど、その周りの住宅地まではなかなか行くことはない。
このあたりは区画も古いので、道がぐるぐる回っていたり行き止まりだったり、地図でチラッと見ておくとかグーグルアースの画像でチェックしておかないとなかなかイメージが湧かない。
そういえば、と思いだして行ってみたら素敵なところだった。
馬橋稲荷神社。
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陽射しの暖かい午後、住宅地は静まり返って、ときどき行き交う散歩の人の足音や鳥の声だけが聞こえる。
そこにかすかに水の流れる音。鳥居を入ったところから奥まで、参道の両脇を流れる水だ。
パールセンターの雑踏と賑わいからものの数分とは到底思えない。
そして仄かないい香り。
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入り口の大きな鳥居脇の紅梅だ。
春なのだ、もう。
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赤い鳥居のひとつ奥の石造りの鳥居は、昇り龍&下り龍で有名なものだそう。
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子狐を従えたお狐さんたちの間を抜けてゆく。
鳥居からまっすぐに伸びる石畳の参道は、途中流れに渡された小さな橋を経てそのままご本殿まで。
前にも後ろにもだあれもいない。
梅の香りがまた強くなってくる。
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随神門。
社号碑の下にピカピカの大きな鈴が下がってる。
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いよいよご拝殿が姿を現す。
そうか、香りはここからだった。見事な紅梅。
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奥のご本殿には千木と鰹木があって凛としている。鰹木3本という可愛いサイズだがお決まりとおり千木は外削ぎ。小さいながら勢いを感じる。
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舞殿。
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末社の水神社と厳島神社。
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斉霊殿。
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稲荷社。
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明治時代の合祀碑のところ。ここにも「力石」が。
馬橋村にも力自慢がいたのかなあ。
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少し歩みを広めただけで、新しい世界と出会える。
すごく遠くに行ったような気持ちになれる。
静かな静かな一人旅、たった数時間のトリップ。
この日は、香り馥郁の春の収穫に感謝。
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by saskia1217 | 2012-03-16 19:42 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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