A線上のアリア☆チェンバロ奏者 廣澤麻美 公式ブログ  Asami Hirosawas Blog


今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
by saskia1217
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北風を貫きつづけて

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木曜日の彷徨のつづき。
本郷通りの本駒込駅前に戻ってきたら、交差点渡ったところの天榮寺の入り口にまたもや史跡の看板。
駒込土物店跡。
江戸時代の市場跡だが、もともと近郊の農民が江戸に野菜を売りに行く途中この寺の境内で休むのを常としているうちに、付近の住民が新鮮な野菜を求めて集まったのが始まりだという。
そういえば富士神社の境内にも、当時の名物「駒込なす」の話が書いてあったなあ。やはり名産品として有名だった滝野川のゴボウやニンジンなど「土がついた野菜」が取引されていたので「土物店(つちものだな)」。
その現在の姿である豊島青果市場の脇をよく散歩で通りかかるたびに、江戸の庶民はどんなきんぴらを作っていたのかなあ・・・なんて思いを馳せている。

通り沿いを少し西に戻り、南谷寺(目赤不動尊)を訪ねる。
江戸五色不動(目赤、目白、目黄、目青、目黒)のひとつで、もともと動坂にあったものを家光が訪れてこの土地を与え移転となった。
境内はひっそりとして誰もいない。
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中を覗くと、怖い顔だけどどこか懐かしいお不動様が睨みをきかしていた。ヨガを始めてから、インドから来た神様にはなんとなく親近感をもってしまうのは何故だろう(笑)。

旧白山通りを越え、東洋大学の脇、急な坂道をのぼってゆく。
このあたりのはずだけど、と思いながらふと路地の奥を見ると、急に時代劇のセットの中に紛れ込んだような景色が目に入った。
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腰を屈めここをくぐって境内に入ると、あっという間に荘厳な空気の中に夢のように包まれる。
白山神社(権現)。
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この色合いと、ちょうどいい暗さが好き。
摂末社がいくつかある立派な神社だが、高台のそう広くない場所にこじんまりと座している。その絶妙な広さ狭さが心地よい。
夕方だったが、東洋大学の学生さんだろう、ひとりふたりと次々に境内を横切ってゆく。
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そしてここは、いろんな色のいろんなネコたちの憩いの場。
富士塚を、社務所を、手水舎を、そしてお賽銭箱の上にまでちょこんと座ったりして、みんなして神社を守っていた。
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せっかくここまで来たから、どうせなら荷風の「日和下駄」にも出てくる大円寺のほうろく地蔵を見て行きたかったが、この日の最終目的地をまだ残していたので諦め、本郷通りをまっすぐ東へと急ぐ。
神社は日が暮れてから行くものではないからね。

途中、道の向こう側にあまりにもインパクトのあるオブジェ(笑)があったので、思わずパチリ。
これは浄心寺。
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日医大つつじ通りに入り、坂を北へおりてゆく。
ここかしこに旧町名を示す案内板が立っているのをひとつひとつ読んでいると、あ〜やっぱり昔の町名のほうがいいなあと当たり前ながら思う。
その土地、その地域がどんなところだったのかをも自ずから語ってくれる旧町名。口に出して言ってみるだけでキュンとするね。
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やっと着いた。
最後の目的地、根津神社。
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入ったのは北側の裏だったので、順序がおかしかったが最初に駒込稲荷、乙女稲荷からたずねてゆく。
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ここにも土物が!
乙女稲荷にはカブ?大根?が付いてる。
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まるで神楽殿の舞台のようなポジションにある乙女稲荷。
すぐ下の池や溝を、寒いなか係の方が懸命に掃除していらした。
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境内には明治以降、道路拡大などのために各所からここに奉納された古い庚申塔や賽の大神碑などもある。
いま東大農学部になっている旧中山道と旧岩槻街道(旧日光御成道)との分岐点にあった追分(一里塚)にあった碑も。
現在の23区内に18ヶ所あった一里塚も、当時と同じ場所に残されているのは都内にはもう1ヶ所しかない。
道祖神信仰の話、猿田彦神の話・・いつもながら郷愁をそそる。
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夕方近くで人が少なかったせいか、境内は十分に広い印象。以前きた「ツツジ祭り」の時があまりにも混んでいたからなあ・・・。
素敵な白山神社も「あじさい祭り」のときはきっとものすごく混むんだろう。
ここのお社の印象は、少しだけくすんだ紅という色合いのせいか、ちょっと赤坂氷川神社を思い出させる。とても豪華なのに全く派手な感じを受けない。ずっと見ているとどんどん落ち着いてゆく。

渋い色の神楽殿もいい。
翌日の節分のためだろうか、いかにも豆まき用(?)の紅白の橋がしつらえてあった。
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5時間近くジグザグと歩いて、さすがに寒さがピークに。
根津の谷から再びのぼって上野の大学まで歩くのに、ここらで一服しないと無理だ。
神社を後にし、不忍通りに出ようとしてふと、小さなカフェを見つけて入る。
根津の「みのりカフェ」
散歩の途中で立ち寄るのは、ぜったいにコーヒーの美味しそうな喫茶店と決めている。コーヒーが美味しくなかったらものすごくガッカリなのだ。せっかくのお散歩が台無しになる(苦笑)。
そういえば、お昼を食べ損なっていた。
カレーが美味しかった。
もちろん、コーヒーも。
また来よう。

近所の長旅、寒くて素敵な一日にありがとう。
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by saskia1217 | 2012-02-05 00:16 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)
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