猫とか犬とか

用事ついでに、いつもとはちょっと違う道を歩いてみた快晴の午後。
今日はあまりに暖かくて、20分も歩いていると汗だく。

東京のたくさんの坂には古くからの名前がついてるものも多く、近年の散歩ブームでプロ、アマチュア問わず、坂や階段を研究する人も増えて関連本もじつにたくさん出ている。
こないだもJTBのツァーで、豊島区文京区北区あたりの坂をめぐるのがあったのだが、行けずじまいだった。
まあ、自分の行きたいところだけ自分のペースで歩くほうが私にはちょうどいいのかもしれない。
何よりも、予期していない曲がり角でバッタリ素敵な坂や階段に出くわすほうが、断然嬉しいしね。
近所のいつもの坂、大好きな散歩コースの坂、思いがけないところで出くわした坂、家の近くなのに存在を知らなかった坂・・・
いろいろあるなあ。
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ええと、肝心の「坂」は撮らなかったんだけど(笑)「猫又坂」。
狸が出たんだから狸の名前がついてもよさそうなのに、猫。というのも、猫又(猫貍)っていうのは猫じゃなくって妖怪らしい。なるほど、貍って狸(たぬき)ですもんね。
この辺はホントについ最近、昭和の最初あたりまで狸がいたみたいだが、ん〜想像してみると不思議はないな。ビルとか車とか、そんなもの本当に急に出て来たんだからね。しかも今じゃあそれがすっかり我が物顔でのさばってる。
上の石碑は、かつてここにあった千川(昭和9年に暗渠になった)にかかっていた「猫貍(猫又)橋」の袖石。この橋は江戸時代からかかっていて昭和初期にはここでどじょうをとったり蛍を愛でたりしてたそうだ。そしてこの石には、暗渠になってしまった時に交渉してこれを自宅の庭に残した地元の名士が詠んだ歌が刻まれている。
「騒がしき蛙は土に埋もれぬ  人にしあれば 如何に恨まん」

用事をいくつか済ませながら、知らない道に入りながら遠回りして2時間ばかり歩いて帰る。
今日出あった猫はいずれもカメラ目線がバッチリ。
なんだなんだ、このあたりの猫はスター性があるのか。
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今夜は星が信じられないくらい綺麗に光っている。
いつもは見えない暗い星までよく見える。
今ちょうど目の前に、オリオン座の腰帯の三ツ星がよく見えている。今日は一番暗い右膝のサイフまでちゃんと見えて感激だ。恒星なのに暗いよな、こいつ。
そしてそのすぐ下のいつものシリウスが、今日はミラーボール級の瞬きかたをしている。
どうしたんだ、シリウス!(笑)
おおいぬ座の鼻っ先、まあ、犬の鼻はいつもピカピカに濡れてるからね。

今夜はきっといろんな条件が良くて、空気がいつもより澄んでいるんだろうな。
近所に大きなマンションが建って強い灯りが増え、目つぶしをくらって以前より空が見にくくなってしまった。
本当に街が明るすぎる、と、夜空に星を見つけるたびに思う。

蛍のいた川、狸の出た谷。
星が見える空。
東京にも必要なものって、ある。
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by saskia1217 | 2011-11-01 00:24 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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