抱えきれない秋

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オフの日は家にいるのが好きな私でさえ、勿体なさ過ぎていても立ってもいられず外に飛び出してしまった、昨日の黄金のような空気。
来客と自分のリハを終えてからのごく短時間だったのだが、出かけてみたら休日の人出もおさまった時間、そして少しだけ傾きかけた陽の光が言葉に出来ない美しい色をつくり出していて、その幸運がありがたかった。
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犬の散歩、買い物の帰り、カメラを抱えてゆっくり歩く年配の男性、ベンチの横に自転車を停めて読書に耽る人・・・
澄み切っているのに角がなく柔らかい空気と、カラスの声さえ美しい静寂と。
土と、まだ枯れきっていない葉っぱの湿った匂いと。
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何度も通って見慣れた風景が、絶妙な角度の太陽の魔法によって映画のスクリーンのように姿を変え、その中を歩く自分までもがその中に入り込んでいるような錯覚に陥る。

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秋の休息をしているソメイヨシノたち。
かつて江戸時代、この窪みはすぐ近くの武家屋敷と御薬園にまたがる大きな池から流れ出した川で、それはいくつか名前を変えながら不忍池に行き着いていた。
いうなれば、ちょうど今の私の出勤経路(笑)。
失われてしまった川の話が、いつも何とも言えなく胸をうつのは何故だろう・・・。

スジ雲の下には、カメラにおさめきれない秋がたくさん。
あっちにもこっちにも・・くるくる歩き回ってしまった。
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すご〜く大きくなってしまったね。
生姜の花。
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飲ませてもらえないのか(笑)。
いや、飲んじゃいけないんですね・・・。
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龍之介のお墓の塀なのに、漱石っぽい一幕。
「我が輩は」のラストシーンを思い出す。
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遠山の金さんが眠る高台から空を見上げる。
東京の空もこんなに広い。
さよなら、また来るよ。
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by saskia1217 | 2011-10-11 18:47 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)