真夏の散歩

この状況で家にいるとクーラーなしでは読書もままならん、と判断。
さっき、ふらっと池袋サンシャインまで散歩。
入り口にはギッシリと人の波。アイドルでも来るのかと思ったら、水族館に入場するための列だった。
リニューアルオープンしたばかりなんていう、明らかに混むのがわかっているところに、こんな暑い日にわざわざ来る人の元気はほんとにスゴイと感服。
きっと入場までに何時間も待つんだろう。
だめだ、私には出来ない!
(とはいえどうしても聴きたいライブでは何時間も並ぶんだから、おんなじか・・・笑)
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一昨日、また神保町に散歩に出た。
久しぶりに御茶の水で降りて歩いた。
お茶の水橋から聖橋をのぞむ。
さだまさしの「檸檬」がヒットした頃、聖橋から神田川に檸檬を投げ込む人が増えてしまい、さださんがたまたま聖橋に行ったとき、交番のおまわりさんに「ちょっと、困りますよ。あなたのせいですよ。」と怒られたっていう話、笑える。
なつかし〜な。
高校生の頃YWCAに英語を習いに来ていたり、大人になってからは帰国後8年間くらいほぼ毎週アテネ・フランセに通っていたから、この街には愛着がある。
高校の帰りもわざわざ寄り道してよく本屋さんや画材屋さんに行ったな。
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お隣のカザルスホールには来る機会が多かったのに、何故か裏のこの神社には来たことがなく。
太田姫稲荷神社。
稲荷フェチの血が騒ぐ。この日はここに寄りたくて御茶の水から行った。
関東大震災後に湯島天神に避難していたり、再建後も総武線拡張のため現在地に移されたり、と移転してきたらしい。そのゆかりとして淡路阪上の御茶の水駅臨時改札口脇の椋の木には、本宮を示すお札がかかっている。
神田明神や寛永寺と同じく、江戸城の鬼門に置かれた寺社のひとつ。由緒は9世紀にさかのぼる。
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お狐様はすごく美人で、太鼓の上を跳んでいた。可愛い。
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境内の奥には金山神社。金運、火防、縁結び。
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そして太田道灌の記念塔。この神社も太田道灌にゆかりがある(娘の天然痘を治した)。
都内の神社仏閣、ホントにどこにいっても何かしら「太田道灌」ですねえ(笑)。

炎天下のアスファルトを下って古書街へ。
まずは外間口の大屋書房で、欲しかった広重の複製のうち前回見つからなかった数枚を在庫から捜していただき購入。その後、表通りとすずらん通りを行ったり来たり。
この前は古典籍専門店中心にまわったので、この日は音楽関係と文学関係のお店をブラブラ。
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懐かしい2軒。
演劇・映画・アート関係の矢口書店と、クラシック音楽関係の古賀書店。
特に古賀書店には高校生の頃よく来ていた。絶版になってしまった音楽書や楽譜、当時ハマっていたシューマン関係の絶版になってしまった岩波文庫などを捜しに、藁をも掴む気持ちで来て必死に捜したものだった。捜していた本が見つかったときは本当に嬉しかったし、ずっと大事に読んできて、今でも本棚に並んでいる。
もちろん店主は替わっているだろうが、店内にいるうちに色々なことを思い出してじ〜んとしていた。雑誌を売りにきていたお客さんと話していた店主さんは「雑誌の類はもうあまり人気がなくて売れないんですよ」と残念そうに話していらしたが、そうだなあ、雑誌なんかは今はもう皆、最初からバラ(ピンポイント)でネット上の古本サイトやオークションで捜しちゃうんだろうな。

その後、文学書のお店で捜していた岩波文庫2冊をゲットし、コーヒー休憩。喫茶店でも、買ったばかりなのか本を読んでるお客さんが多いのは本の街らしいなあ。
休憩後はロック専門の音楽関係のお店2軒とクラシック中心の中古レコード屋さんをまわって、この日は終了。

この日も結局、訪れたお店どこでも例外なく、店主さんや店員さんと色々お話したことに後で気づく。いい気分の原因はそれだな(笑)。
お訊きしたいことがあるときはこちらからお声をかけるが、そうでなくてお店に入った時、また本棚を見ている時、レジの前を通ってちょっと会釈、挨拶をする時、あちらから声をかけてくださることもある。ロック関係のお店なんかそうだったですね、なぜかすごくフレンドリーで、そうなると話が弾んでいろんなものを見せてもらって楽しくなる。
本屋さん離れ、古書離れを一掃するために「店の奥に頑固そうなおじいさんが座ってて、店に入るとジロッと睨まれる」という古本屋さんの定番イメージをなくそうと、若い店主さん達が色々工夫して頑張っていらっしゃると読んだことがある。
安く早く古本を捜すにはもちろんネットは便利だし私もしょっちゅう利用するけど、自分の目で見て捜したい時や「なんか面白いものないかな」って見にいくには古本屋街はやっぱりドリームランドだ。
具体的に捜す本がない時に本屋さんをブラブラできるあのワクワク感は、やっぱり譲れないな。

いい加減お腹が空いていることに気づき、前から行きたかったカレーの「エチオピア」へ。
食券を買ってカウンターに座ると、神保町名物の「蒸かしじゃがいも」が即出てくる(これは「ボンディ」が始めたらしい)。注文してからカレーがくるまで時間がかかるので、その間にどうぞ、というものらしいのでさっそくパクリ。バターも付いてきて美味しい。じゃがいもはおかわり無料。
「待った」感がちょうどいい感じの頃、カレーがやってくる。
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チキンカレー、辛さ3倍。
エチオピアのカレーは0倍から70倍まであって、注文時に辛さを訊かれるので申告する。
初めてだったので店員さんに訊いたら「一般的な辛口は3倍」ということだったので、素直にそれで。
ゴロゴロ入っている鶏肉はほろほろに柔らかくて、よ〜く煮込まれたタマネギやスパイスの少しざらついた舌触りが美味しい。形を明らかにとどめていたのはピーマンのみ。それもちょうどよく柔らかい。お水と福神漬けはセルフサービス。
3倍は、普段一般的な「辛口」が好きな私にはちょうどいい辛さ。「お〜、辛いぜ、でも美味しい!」くらいがジャストだ。味わいが鈍くなるのが勿体ないので途中でお水を飲むことなく完食。
美味しかった〜!
お店を出て駅まで5分くらい歩いたところで全身からジリジリと汗が吹き出し始め、それから地下鉄に乗ったらもう身体じゅう、中から何かが蒸発してくる感じで暑い暑い。冷房の効いている車内で汗ダラダラの私は明らかに浮いていた・・・。でもそれは、ちょうどヨガやった後に滝のように出る汗とまったく同じく、サラサラしてる感覚でまったく気持ち悪くない。というか爽快。
スパイスの力、おそるべし。
やっぱり、暑い時には暑い国の食べ物とヨガだな。

まだじっくり見ていない本屋さんと、まだ行っていない喫茶店とカレーやさんは、またまた今度のお楽しみ。
本も、カレーも逃げないからね。
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by saskia1217 | 2011-08-10 19:31 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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