日本、夏
2011年 07月 16日
朝顔、西瓜、桃、玉蜀黍、鰻、賀茂茄子、水羊羹。
昨日は久しぶりの実家で、夏を味わう。
夜になって。
満月、盆提灯、送り火。
昨年の夏に亡くなった祖母の初盆、両親と一緒に見送ることができてよかった。
玄関の外で濛々と煙をあげるオガラを見つめながら、小学校にあがった頃、祖父の初盆に、茄子や胡瓜に半分に割った割り箸を差して馬と牛を作ったことや、薄い水色が綺麗だった(子供には)大きな大きな盆提灯の光なんかをはっきりと思い出していた。
おばあちゃん、やっとおじいちゃんと会えて良かったな。
15日の満月も、前夜に増してそれはそれは美しく。
本当なら「盆踊り」は、この日の満月の下で夜通し踊られるのだ。
もう長いこと盆踊りには行ってないけど、記憶の中にある太鼓の音や櫓の灯りが、遠くからやってくるような気がして、ずっとずっと月を眺めていた。
今日は朝から久しぶりにゆっくり過ごし、夕方ぼんやりとテレビをつけたら、ミュージックフェアでさだまさしさんが懐かしい歌をいっぱい歌っていた。
「檸檬」「線香花火」・・・そして「精霊流し」。
思わず一緒に歌ってた自分・・・全コーラス歌えるんだな、これが(笑)。
日本の夏。
いいな。