今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!

by saskia1217

一瞬の命

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舞台で行われていることは全て、その一瞬だけのもの。
音も、セリフも、衣装も、光景も、そしてお客さんの笑いやため息でさえも、その日その時ただ一回だけのもの。
その一瞬のために、頭をひねり、あちこち走り回り、楽器を練習し、声を整える・・多くの人たちがいる。
そしてもしかしたら、その一瞬だけのために、私たちは何十年もの長い時間、毎日毎日、楽譜や楽器と、演技や舞と、台本や外国語と、取り組んできた。
今日も、そして明日からもずっと続く。

小さき花が、この世の中を照らすという自分の使命を全うするように、相応しい場所で自分の「分」を務め尽くせたらどんなにいいだろう。

能楽堂オペラ、初日幕開け。
マチネとソワレ、それぞれのお客様が、この珍しい企画をそれぞれの暖かさで包んでくださった。
マチネはおそらく能や狂言に親しんでいる方が、そしてソワレはオペラや古楽の愛好家の方が多かったのではないだろうか?
前者は狂言としてしつらえられた舞台にたくさんのお客様が大笑いされ、能の形がとられた後半では終演後その作法通りに静寂が続いてから拍手が起こった。
後者は「オペラ」を鑑賞する感覚で真摯に観て下さる方が多かったのか、声に出して笑うお客様はほとんどなく、逆に終演後すぐに拍手が起きた。後半終了後は拍手のタイミングを迷っていらっしゃる方も多くて、お困りだったのかなあと思う。
同じ公演内容なのに、反応が全く違ったことが興味深かった。

多くの素晴らしい表現者の方々との出会い。
あと4回のこの得難い時空間を大切にしよう。
始まったばかりなのにもう、終わってしまうことが寂しい・・。

そして。
今、エレカシの「普通の日々」が聴きたい。
「覚醒」「何故だか俺は祷っていた」が聴きたい。

あるべき時に、あるべきところに鳴る音楽。
聴くべき人に伝わる音楽。
その片隅にでも関わっていられる幸せに感謝。
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by saskia1217 | 2011-06-19 01:45 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)
Commented by cembalonko at 2011-06-19 09:42
マチネだったけど、声出して笑っちゃいました!
Commented by saskia1217 at 2011-06-20 20:23
ご来場、ありがとうございました。
そうです、マチネは皆さん笑ってらっしゃいましたね。
私も弾きながらかなり笑っていました。
反対に後半は息ひとつするのにも躊躇するくらいでした。

昔から同じくらい好きな2つの世界の融合に立ち会えて、すごくラッキーだと思っています。
楽しんでくださってよかった・・・
またそのうちゆっくりと!