お屋敷の春

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風が強かった一昨日、友人と桜を見に散歩に出る。
ちょっと風邪気味だったけど、もうこの日じゃないと散ってしまいそうだったので決行。
大塚〜巣鴨、巣鴨〜駒込も、ずっとずっとずっと、桜桜桜!
お家を出た時からお家へ帰るまでがお花見。
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目的地は六義園。
柳沢吉保が将軍綱吉から与えられた下屋敷だったところ。
お散歩ルートではあったけど、なかに入ったのは小学生のとき以来かも(笑)。
公園や庭園は大好きなのだが、どちらかというと「造られた庭」よりも伸びっぱなしの自然公園みたいなほうに愛着が湧くので、どうしても小石川植物園のほうに行ってしまうのだ。
でも、久しぶりに来るとこの開放感もいい。
日本庭園にあんまり興味がなかったけど、しくみとか謂れをきくと、それなりに面白い。
入り口すぐのところにある名木しだれ桜は、すでに葉桜だけど大人気。入学式帰りの親子が記念撮影したり・・・春だなあ。
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花ばかりではない。緑も美しい。
楓、もみじ・・この緑はこれから毎日違う緑に変化していくんだろう。
自然のなかにある色で一番好きなのは、花でもなく紅葉でもなく、この新しい緑だ。
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茂みのなかを歩くと、突然視界が開けて大きな景色に遭遇する。
回遊式とは本当によく出来ているもんだ。
見事な松。
広重の絵を思い出す。
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池にはたくさんの鯉、亀、水鳥。
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雀でさえもこの庭にいるだけで何だか品よく見えるのは可笑しい。
なんだか一生懸命さえずっていた二羽。
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植え込みの中でずっとおしゃべりしていた雀、急に出てきて吃驚。
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この鳥、名前を知らないのだけど、オスのこのくっきり白黒が妙に気に入ってしまい、友人と「白黒ハッキリ鳥」と呼んで笑っていた。
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この池では絶対的多数を占めているこの鳥、彼らは何故かこうやって、絶妙な等しさの車間距離をあけて泳いでるのだ。そして一羽がお腹を半分水面上に出して羽繕いを始めると、他の鳥たちも一斉に同じことを始める。皆が泳ぐ方向もほぼ一緒。
白黒ハッキリしているわりには、自主性はないらしい(笑)。
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松と鴉は本当によく似合う。
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お茶屋さんで一休み。

少し奥まったところまで歩いて入る。
見事な紅い椿の木に見とれていると、もっともっと高いところにとんでもないものがあるのに気づく。
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桜、桜だ!
高い、ものすごく高い。
あまりに大きくて、高くて、視界に入ってこない。
下のほうの幹に小さい葉桜を見つけてはじめて、目を上に向ける。
おとぎ話か映画の中に出てくるような桜。
しばし言葉を失って、馬鹿のように天を見上げる。

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もみじの美しい花。
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乙女椿の大木が何本も並ぶその上には、ソメイヨシノの花吹雪。
いくつもの桃色が重なる。
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橋を渡って元の場所に戻ると、また景色がひらける。
そのひらけ方も毎回違って、感動も変わる。
あっち側から見るのと、こっち側から見るのは、別の人になったような気分。
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カフェでコーヒーを飲んでから、お別れに駒込の妙義神社へ。
ここもまた、見事なソメイヨシノ。
ひっそりとした神社、石段に舞い降りる桜。
どこもかしこも素晴らしすぎて、言葉も出ない。
ただ、人の幸せと無事を祈るだけ。
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by saskia1217 | 2011-04-10 21:12 | 感じろ、考えろ、思え!

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217