東京の祈り

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昨日、友人と芝・大門を歩いた。
東京タワーのてっぺんはあれから曲がったまま。
単に朝だったからではないだろう、増上寺の広い境内には殆ど人の姿がなく、閑散としていた。
法然上人800年の催しも、江戸東京博物館で予定されていた宝物「五百羅漢図」の展覧会も延期。
本堂に一歩足を踏み入れると、静謐とした空間にお香の香り、薄暗い中から正面にご本尊が見えてくる。
並べられた椅子にはぽつりぽつりと座る人が1人、2人。
コトリともしない静まり返った空間。
中央には、今回の震災で亡くなられた方の慰霊の白木のお位牌と、菊の花。
座っていると、だんだん吸い込まれるように身体も心も深いところに沈んでゆく。
こうして、カトリック教会のように誰もがフッと入って祈れる空間があるのは尊い。
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丸山古墳の上に自分が乗ってみると、やはりその大きさに圧倒される。
南関東一の前方後円墳。やはり武蔵国の前身のうち最強だったといわれる无邪志の国造を葬ったのだろうか・・・。
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馬ではなく(!)この足で、息もつかずにのぼりきった86段。
愛宕神社のこじんまりした境内には、梅の花の名残も。
家康はこんな高台にある梅の花を、いったいどこから見つけたんだろうか・・・?
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広重が「東都名所」で描いた増上寺・三解脱門からの眺めにも記されている「飯倉神明宮(芝大神宮)」の境内には、梅や椿が満開。
様々な色や形の椿のなかでひときわ深く心に残ったのが、この花。
ピンクが全く混じらない深紅、そして内を向いた小さなお椀のような美しい形。
冷たい小雨のなか、祈りの空間にじっと咲き続ける。
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by saskia1217 | 2011-03-24 21:26 | 感じろ、考えろ、思え!

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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