幾千万の音楽

e0081334_2231584.jpg

夕食を済ませてから、近所のライブハウスにふらっと出かけた。
近所、というよりほぼ裏(笑)。
知り合いが出るというので楽しみに。

入場無料。出入り自由。
いろんなミュージシャンがいろんな音楽をする。
このところロックにしろクラシックにしろ(ん〜、あんまりなかったケド)、大きなハコや野外でバ〜〜ン、と音楽聴いてばっかりだったから至近距離でのライブに珍しくちょっと戸惑う。
特に狭いとこでプラグドの音聴くと耳が拒否しますね。
キャパ少ないとこはやっぱりアコースティックのほうが嬉しい。
マイクやエレキはちょっと勿体ない。

知人、とは、いつものマンドリン&チェンバロライブでたくさん曲を提供してくれたアンドウマユコさん。正確にいえば、アンドウさんが活動してる鍵盤ユニットの「ダブルドリブル」。
アンドウさんとスガヤケイくんの2人が、1台または2台の鍵盤楽器を使ってアドリブしながら演奏する素敵なユニット。キーボードを使うこともあるけど今日は1台のピアノで4手連弾。
じつはアンドウさんもスガヤくんも大学での私の授業の卒業生なのだが、その頃は彼女が創作することも知らなかったし(マンドリンの弾き手であることは知っていたが)、2人の活動もまだ始まっていなかったと思う。
なので、あれからもうだいぶ経つけれど、彼らのステージを見るたびに、みんな素敵な活動してるんだな〜、って結構じ〜んとしちゃうもんなんですよ。

アンドウさんの曲、私は大好きなので弾いていても気持ちいいんだけれど、スガヤくんの繊細なアドリブの欠片やのびていくファンタジーと一緒になったアンドウさん自身の音は本当に素敵で、そこから紡ぎ出される(まさにそういう「出方」なんですね)音楽は、まさに彼らにしか創れない、彼らにしか弾けないものなのだ。
聴いたひとは誰でも、どんどんその世界に引き込まれていく魅力があります。
目下お休み中の(充電中、ともいう)マンドリン&チェンバロライブにもぜひ新曲を書いてほしいと思ってます。
いろんなところでライブをやっているみたいなので、みなさん是非是非聴きに行ってみて下さい!
超オススメ!
HPではライブ情報がアップされ、曲の試聴も出来ますのでお試しあれ。
ダブルドリブルのHPはこちら

しかし。
今日のこのイベント「セプテンバーコンサート」は、日本の各地で同時にいろんなコンサートが開催されていたそうなんだけど、こうやって足を運んで実際に音を聴いてみると、本当にいったいどれだけの「音楽家」がどれだけの「音楽」を創り、そして奏でて、歌っていることか・・ってことに、いきなり愕然としてしまう。
何万人も動員するフェス、大きなホールでのコンサート、ちいさなちいさな街のライブハウスでのバンド演奏、スナックやバーのステージ、路上ライブ・・・
テレビやラジオで万人の耳に触れるものの外に、いったいどれだけ多くの真実の音と言葉が響いていることか。
そこに思いを馳せるとき、それは、一方でマスを相手にするメジャーの偉大さや厳しさの並々ならぬ凄さをあらためて認識するとともに、一方でそれとは住む場所を別にしてそれぞれの「対象」に必要とされ、熱望され、全身全霊で音を発信する音楽家の楽しさと辛さをも思う、そんな一瞬でもある。

音楽はいつも、この空の下、どこにでも、どこまでも。
[PR]
by saskia1217 | 2010-09-10 22:58 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)