例えりゃあ人生は花さ

桜が咲いた。

「桜の花、舞い上がる道を」
2年前、エレファントカシマシの音楽に正面から出会ったとき、一番まっすぐに包み込まれた曲のひとつ。
私にとっては大事な大事な一曲だ。

この曲に込められた思い。
美しい緑から、葉を落とし茶色の幹だけになって、まるで死んだように沈黙したあとで再び真っ白に花をつける桜の花。
毎年毎年延々とそれを繰り返す桜の木。
最近の「ハナウタ〜遠い昔からの物語〜」にも通じる、そんな「生きていくこと」をめぐる思いも、この曲とともに毎年毎年くりかえし心に蘇る。

「舞い上がる」という表現が、私は特に気に入っている。
「花びら」といえば「散る」のほうが先に思い浮かぶのが普通かもしれない。
でも、そうではないのだ。
それは散ってから一度地面に落ち、または散ってゆく途中で、春の風にのって空高く吹き上げられる。桜吹雪は、散るのではなく舞うのだ。

宮本さんの書く詞には、時々こんなふうにハッとさせられることがある。
「パチリ電気つけ/ぼんやり暗くなる部屋の中」(「日曜日(調子はどうだ)」)
とある晴れ渡った日曜日、朝から自分の部屋でダラダラと物思いにふけっているうちに夕方になってしまい、出かける潮時を失ってしまった、そんな瞬間。
電気をつけると部屋が暗くなる・・・そうなのだ、いつも感じていることなのに。

「俺の明日は何処だろう?/雨のち晴れ 晴れのち雨/旅立ちなら今すぐ/流れて行く風と共に走れ!to you・・・」(「to you」)
晴れのち雨→雨のち晴れ、であるなら、それは「前向き」だが「如何にも」すぎる。
生きている実感からいえば、晴れたけどまた雨になっちゃった・・・のほうがずっとリアルだ。
雨だけど旅立つ、旅立たなければいけない。

ああ、そうか。
そうやって歩いてくるうちに、「桜の花舞い上がる武道館」ライブからもう1年が経ったんだなあ。
今日、ひさしぶりにギターを練習した。
舞い上がる桜の花と共に、今年もまた新しい色々が始まる。

「輝く時は今
そして胸をはって生きていこう」

「桜の花、舞い上がる道を」のうつくしいPVはこちら

ライブ映像はこちら

[PR]
by saskia1217 | 2010-03-23 11:43 | エレファントカシマシ | Comments(0)


今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ

全体
プロフィール
コンサート・スケジュール
チェンバロ教室のご案内
感じろ、考えろ、思え!
エレファントカシマシ
コンドルズ
ラーメンズ
曽我部恵一さん
くいしんぼうメニュー
お薦めレビュー♡
このブログのご先祖

ライフログ


夢を追う旅人(初回限定盤)(DVD付)


Music of the Couperins


NHK 趣味どきっ!(火曜) お寺の知恵拝借 2016年 8月~9月 [雑誌] (NHKテキスト)


正法眼蔵(一)全訳注 (講談社学術文庫)


典座教訓・赴粥飯法 (講談社学術文庫)


わが家の仏教・仏事としきたり 曹洞宗 (大きな活字でわかりやすい!)


茶席で役立つ禅語ハンドブック

お気に入り♡リンク集

最新のコメント

雪虫さま 記事をお..
by saskia1217 at 19:20
はじめまして、コメントさ..
by 雪虫 at 10:28
take様 コメントを..
by saskia1217 at 02:05
福井在住のものです。地元..
by take at 23:49
コメント、ありがとうござ..
by saskia1217 at 20:51

以前の記事

2017年 12月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
more...

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

音楽
アーティスト

画像一覧