雪なき信濃
2010年 01月 12日
素晴しい晴天の日曜、スーパーあずさの車窓から見える山々は、甲府を過ぎ小淵沢、茅野あたりでもまだまだ白いものは見えず。
途中、諏訪湖通過あたりもこんな感じ。
阿佐ヶ谷あたりから遠くに小さく見える山々を見るだけでワクワクする都会暮らしとしては、列車が進むにつれて山が近づいてくるだけでものすごくテンションが上がるのだ。もう単純に、山とか海が珍しい。(遠足の小学生かっ!)
国内でも国外でも列車の旅が大好きだ。ただただ、窓の外をずっと見ているのがたまらなく楽しい。
そこに好きな音楽がお供にあれば最高。長ければ長いほど嬉しい。7〜8時間乗るなんて何でもない。(ヴュルツブルク〜ミラノの約半日はさすがに限界だったケド・・・)
ただ、残念だったのは座席が(下りで)右側だったこと。中央線で綺麗な山が見えるのはずっと左なのだ。
途中で思いあまってデッキまで行ったけど(笑)。
本番会場の松本ハーモニーホール。
ホールの大きなオルガンと、ステージ上のポジティブオルガンを使う演奏会。
ご一緒した合唱団「まい」は16人、美しく洗練された響きを持つ素敵な合唱団だ。
ここの大オルガンは初めてだったが、リハ前の20分ほどで素早くストップ決め。
でもこうやって2つの楽器を見ると、分身みたいで可笑しい。
ホールの楽器はドイツのベッケラート社製。
スパニッシュトランペットの水平管が綺麗。
(これが付いてる楽器って、どうしても一度これを鳴らしてみたくなるんですよね・・・笑)
その夜は、馬刺と信州蕎麦をいただく。
九州の馬刺は霜降りで、信州のは赤身なんだとか。
どっちも好き。美味しかったです。
ピンぼけ失礼。
本番の日の朝、松本としては暖かい晴天に恵まれる。
朝ご飯の後、時間があったのでホテル周辺を散歩。
とにかく山が見たくて、山が見える場所を捜してウロウロしているうちに広い畑に出る。
見えた見えた。憧れの白い山。
左端に見える尖ったのが常念岳。
歩いているうちに見つけた小さいお堂と石仏。由来札によると古いものらしい。
民家のただ中にこういうものがあるのって、なんだかいい。
このすぐ近くには道祖神や、古い火の見櫓も。
ホール駐車場からもくっきり見える!
そんな山々をバックに、ちっとも「ホール」っぽくない素敵な外観の松本ハーモニーホール。
いい響きの素敵なホールだった。
楽しかったけど、松本城とか温泉とか・・・ちょっと心残り(苦笑)。
ま、お仕事だといつもこんな感じ(駅→ホール→ホテル→ホール→打ち上げ会場→駅)だから仕方ない。
今度はゆっくり来たいなあ、冬の信州。