無条件で愛される


無条件に心打つものは愛される。
いつでもどこででも誰からも。

来年1月の演奏会でフォーレの「ラシーヌ賛歌」を弾くので、今日はその音源を捜して動画サイトを覗いていた。
(「賛歌」とはいっても「ラシーヌを讃え」ているのではなく、詩の作者がラシーヌ。
『神とともにあり、我らの唯一の望みである言葉よ』(訳:萩原英彦)から始まる、神を讃える詩。)
本番で私が使うのは松本のザ・ハーモニーホールの大きなオルガン。
この曲、オリジナルはオルガン又はピアノ伴奏だが、後にオーケストレーションもされているので音源としてはオケ伴奏の方が多いように思う。
大学図書館や他の資料館などでも、オルガンで演奏しているものは殆ど見つけられなかった。

で、あの巨大動画サイトに行ったらこの曲が160件ほどヒットした。
驚。

有名な曲だし、合唱といえばアマチュア人口も異常に多いからとは思っていたが、これほどとは。
100件くらいまで1つ1つシラミつぶしに見ていったら、何とまあ、世界の果てまで老若男女、という感じ。
プロの音源から、地球の裏側の国の小さな教会のコミュニティが急に集まって歌ったようなアカペラ版、はたまた結婚式中のパフォーマンスまで。
歌っている言葉も、原語のフランス語から、英語、スペイン語、韓国語、日本語・・・
オケ伴奏、ピアノ伴奏、キーボード伴奏、チェロアンサンブル、ブラス伴奏・・・

・・・の中からオルガンヴァージョンをかいつまんで聴く。

やっぱりねえ。
何度聴いても飽きないほどいい曲なんですよ。
そして、それが「誰にでも同じように」いい曲なんですよ。
誰にでも作れるようなメロディーなのに、誰も書かなかった・・・そういう音楽のひとつ。
モーツァルトもエレカシもそうなんだけどね。

この曲、十分ロマンティックなんだけど、特にオルガンで弾く時は美しい音色で淡々と弾いた方が曲が生きるような気がする。

100種類以上聴いて、今夜夢に出てきそうだ(笑)。
でも、出てきてもきっと気持ち良さそうだ。

オケ版も素敵。

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Commented by 馬酔木 at 2009-11-11 22:37 x
二つのヴァージョン、ともに聞き入ってしまいました。勤務先がインフルエンザ第2波で何かと慌ただしく、疲れてがたまっていたのですが、癒された気がします。(動画サイトって、こういう利用法もあるんですね。)確かに、アマチュアの私も歌ってみたくなります。楽譜を手に入れたくなりました。
Commented by あひるん at 2009-11-12 00:15 x
高校生の頃から私も大好きな曲です。自分の結婚式の署名のときに合唱団仲間に歌ってもらいました。あれは良い思い出です。
Commented by saskia1217 at 2009-11-13 01:22
馬酔木様
どちらのヴァージョンもいいですよね。
音楽って聴く人の状況によって聴こえ方も変わってくるので、時によっては「いい曲」も「うるさい」というか偽善に感じてしまうこともありますが、でも確かに音楽は素直に心に入ってくる一瞬があります。
「そのために」というよりも、ふと気づいたらそうなっていた、というのはステキなことだし、理想ですよね。

あひるん様
この曲、たぶん結婚式に最も演奏される曲なのでは?
身近な友人でもご自分の式で使ったり、誰かの式で「弾いた」という人が多いです。これが卒業作品てフォーレはスゴイなあ。
by saskia1217 | 2009-11-11 00:43 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(3)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217