あるニュース

毎日パソコンを開けると同時に、世界で起こったばかりのニュースが目に飛び込んでくる。
戦争、天災、事故、事件、芸能人の結婚離婚、スポーツ選手の快挙・・・・
見出しを見て、詳細を読みたいものをクリック・・・
戦争は相変わらず嫌だ(ため息)、なんで飲酒運転はなくならないんだろう(怒)、あれ〜この間結婚したこの女優さん、もう離婚か〜(呆)・・・・という具合。

数日前、いつものように見出しを目で追っていた。
・・・・え、これって何?どういうこと?
「軍用イルカ、ハリケーンで逃げ出す〜毒矢装備、ダイバーに危険も」

イルカってあのイルカ?
軍用って??
あのイルカの姿と、「軍用、毒矢」という言葉が、私にはどうしてもすぐ結びつかなかった。

記事を読んでみると、アメリカ海軍には「軍用艦艇を狙う水中のテロリスト」を襲うように教えられたイルカ、つまり武器としての「軍用イルカ」がいるというのだ。彼らは、水中でウエットスーツをきた人間を襲うように教育されているという。

驚いた。こんな「兵器」があることを全く知らなかった。考えてみれば、戦争に利用される動物は他にもいる。馬は、太古の昔から洋の東西を問わず、いつも戦争の中にいた。
アメリカ海軍の言い分としては、テロ防止、テロに対抗する「正当防衛」として、例えば犯罪を摘発するための麻薬犬や警察犬のようなニュアンスで、イルカを「人間仕様」に育てているのかもしれない。

でも私には、人間のすぐそばにいて、深い、それもとても精神的な関係にある「イルカ」、まさに平和と柔和の象徴のようなあの愛くるしい親しい動物を、もちろん彼らにはその「意味」を伝えることもできないまま、ただ「スウェットスーツを着た人間に毒矢をはなつ」ように飼育している、ということ自体が信じられないし、とても悲しい気持ちでいっぱいになった。背筋が冷たくなった。自分たちと同等である命をもった仲間を、勝手に恐ろしいものに作り替えてしまうなんて。
毎日、数えられないくらい多くの悲しいニュースがある中でも、これほど悲しいニュースは滅多になかった。

ある「考え」が、こと「戦い」に触れることに変わっただけで、人間は本来の感覚をまったく失ってしまう、ということを、毎日世界中で、これだけ多くの人が叫んでいるのに、人間は本当にどこまで「傲慢」なのだろう。映画しかり、音楽しかり、新聞しかり、NGOしかり・・・・こんなにたくさんの声があがっているのに。
いくらやっても、いつまでやっても、その声が届かない。

それでも生きている限り、希望を失わず、諦めずに、その行動を続けていかなくてはいけないな、と思う。
イルカも、馬も、みんな幸せに暮らせるように・・・・

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050927-00000012-jij-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050927-00000006-yom-int
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by saskia1217 | 2005-09-27 22:53 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)