白壁の街〜マンドリン&チェンバロライブ in 下館
2009年 10月 06日
長い長い日曜日。
朝、日の出前に起きてヨガ。
毎日「日の出前ヨガ」はやっぱり無理なのだが、この日は7時出発だったので逆算して5時起き。
仕方なかった(笑)。
9時にはこの日のコンサート会場、下館の「荒為」に到着。
土蔵の建物が並ぶ街。「荒為」の風情ある母屋は現在、懐石料理のお店として使われている。
道を挟んで向かいはこんな建物↓
入口をくぐっていく。
荷物を運ぶのに使っていた(?)レール跡のある石を踏みしめて進むと、ステキなお庭に出る。
まだ青いザクロの実る庭を見ながらお食事のできるお座敷になっている。
ミズヒキをはじめ、秋の花があちこちに。
コンサート会場の蔵から庭を臨んで。
和洋入り交じった不思議な魅力の室内。暖炉にシャンデリアにアールデコと、火鉢に書。
すでに一足早く埼玉から到着していた楽器の調整を待って、リハ。
蔵を横に使って、お客さまが至近距離で廻りを取り巻く感じ。アットホームにしてみた。
楽器は加屋野木山氏の新作、前日に装飾が完成した出来立てホヤホヤ。デビューである。
蓋裏の模様は、何やら暗号らしい。じつはラテン語の格言が2つ隠されている。ふふふ。
いつものように、バロック、委嘱作品、オリジナル、即興演奏というプログラム。MCを入れながら。
前半を終えて15分の休憩時間、お茶をいただきながらスタッフの方たちとお話するうちに、急遽アンコールに滝廉太郎「荒城の月」をやることに(笑)。旋律とコードを走り書き、スリーコーラス・ヴァージョンでたっぷり泣きを入れてみました。皆さんに喜んでいただけたみたいでよかった。
お客様もみんなニコニコでした。
コンサートの後はお客様とお茶をいただきながら色々とお話。やはりマンドリン、チェンバロとも「目の当たりにするのはかなり珍しい」楽器ということで、それだけでアピール度は高かったようです。おまけにオリジナル曲のウエイトが高かったものだから・・・本当に「唯一無二」のコンサートになりました。
その後もスタッフの皆様と夕刻までお話が弾んだあと、無事帰途に。
ステキな空間、いい空気、音楽を愛する人々、お手伝いいただいたスタッフと楽器、美味しいお茶とお食事・・・長くて密な一日は、道路脇に続くススキと1日遅れの「ほぼ満月」に見送られて終わりました。
コメントありがとうございます。今回はいらしていただくことが出来ず、本当に申し訳ありませんでした・・・
11月のライブ、新曲も完成し今週からゲストを交えてリハが始まります。今回はメインにクラシックの大曲という、また新しい試みです。
フライヤーやチケットの準備も進行中、どうぞ楽しみになさっていてくださいね!