芸術

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小林賢太郎さんのソロパフォーマンス「Drop」のDVDが、昨日届いた。
見た。

昨年春。
偶発的とはいえ3回も、この作品を観に劇場に足を運んでしまったその理由があらためて打ち寄せてきた。
続けて2度見た。

お客さんが喜んでくれるために、ここまでやる。何も厭わない。
そしてそれが楽しくて仕方がない。
底知れない力を持つ人。
普通であって、普通でない。
芸術家でもパフォーマーでも、呼び名は何でもいいんだけど。
ただ、先日の「爆問・芸大スペシャル」を思い出し、「芸術」を志し携わる若い人たち皆それぞれが、他の誰にも考えつかない、為し得ないことを、喜びと自信をもって社会に投げつけることができるといいな、と思った。

太田光さん!
学生だって私たち教員だって、また大学外の人だって、芸術家は誰もが「1人でも多くの人に知ってもらいたい。感動してもらいたい。共感してもらいたい。」と思っているのだ。
そりゃあ「数」の話になったら、テレビの世界で生きている表現者とは段違いの小規模のお客さんにしか届いていないのは皆わかっている。パフォーマンスの種類によって違うのは仕方ないのだ。
そして私たちは皆、たった1人のお客さんの前でステージを勤めることに何の不満も感じてはいないのも事実。
でも時にはそれが大逆転したり、奇跡が起こることもある。
数人のお客さんの前で活動していた誰かが、突然多くの人に観て聴いてもらえるチャンスを得る。
それを心に持って、そのためにはどうしたらいいか、何をしたらいいか・・・そういう人生。

小林さんのソロ・パフォーマンス。
チャンスがあったらぜひご覧ください。
でも・・・・
できれば、生で。
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Commented by mjfh0916 at 2009-08-21 11:06 x
昨日は、まったく程遠い世界におられるであろう、夏休みの終盤、日に焼けた肌でお子さんを連れ方々が、異国の遥か昔の超お堅い音楽を身じろぎもせずに聴き入っておられた姿に驚かされました。saskia様の演奏が何かのインパクトや感動を少なからず与えてしまった瞬間だったとおもいます。テレビでは伝わらない空気感、振動、色だったのではないでしょうか。人間が実際に体験した感覚はなかなか忘れられませんよね。
圧倒的なパワーがみなぎる演奏をもっと多くの人が体験できたらいいと思う反面、テレビには納まりきれない大きさですよね。小林さんのパフォーマンスもおそらく画面には納まりきれない大きさなのでしょうね。
そうそう、あのちょっとマニアック(主催者様ゴメンナサイ!)な美しいチラシも数名の方が取っていかれてました。少しずつしかこの魅力は広がっていきませんが、スローなことも実は大事だとみんな本当はわかってるんですよね。
Commented by saskia1217 at 2009-08-22 16:40
mjfh0916様
いつもありがとうございます。
また聴いていただけて嬉しいです。
いずれにしても音楽に限らず、何でも「生」の良さにはかなわない部分がありますよね。
特に小さいお子さんなどには、そのインパクトは計り知れないものだと思います。それで一生が左右されてしまうくらいのことも、時にはありますよね。
そんな小さなキッカケになれれば嬉しいことです。
by saskia1217 | 2009-08-21 00:06 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)