ぶらり夏の日

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用事はただひとつだけだった。
上野、文化会館の音楽資料室に11月のライブのための楽譜をコピーしに行くこと。
雨との予報だった今日、降り出す前にと午後早く出かける。
折りたたみ傘を持って外に出ると、結構な勢いで雨粒が・・・。一度引き返して長い傘に替える。
もう一度外へ。晴れている(笑)。戻って再び折りたたみ傘へ。
なんだよ〜〜!(結果的に正解だったが)

高校生の頃足しげく通った音楽資料室。都内在住・在勤なら誰でも無料で利用できるありがたい施設。
今回のように、大学の図書館にない楽譜がひょっこりあったりするので重宝する。
(しかしいくらマンドリンを弾く人が殆どいないであろう大学であっても、有名曲くらい楽譜があって当然だろう・・と思う)
高校の頃は、絶版になってしまったシューマン関係の古い和書を読んだり、彼のオラトリオやオペラの楽譜を眺めながらLPを聴いたりするために通っていたんだっけ。
久しぶりも久しぶり、当たり前だが内装も手続きの仕方も全く見違えるようになっていた。
懐かしいやら物珍しいやら、ちょっと複雑なノスタルジー。

目的のコピーはものの15分ほどで済んでしまった。せっかく来たのにこのまま帰るのもなんとなく勿体ない。
開架書棚をブラブラ眺めていると、渋谷陽一氏の本が何冊か目にとまった。いつもrockin'onで色々拝読しているのだが、今さらながら「ロックミュージック進化論」と「ロック読本」、文庫本2冊を借りて机に陣取る。なぜだかひどく集中し(笑)、1時間あまりで読破。

せっかくの上野、本当ならばいつもはゆっくり行けない美術館の1つ2つでも巡ろうかとも思ったが、目下さして興味ある展覧会もなく、おまけに美術館鑑賞仕様(長時間の冷房対策である長袖、足下固め・・・など。私の展覧会鑑賞は最低でも2時間かかるのだ)でなかったのでそれはヤメ。
かといって公演散策仕様でもない(帽子なし、カメラなし、水筒なし・・笑)ので、そのままぶらりと御徒町方面へと上野の山を下ることにした。

本当だ、散歩するなら最低カメラを持ってくるべきだった。大抵は常備しているのに、コピーがかさばるのとすぐ帰宅するつもりだったので今日に限って置いてきてしまった。
だから今日の写真はみんな携帯。しょぼくて残念。
上野駅アトレのなかを冷やかしながら通り抜ける。あんみつ「みはし」や、「ゴディバ」のアイスには列が出来ていた。交差点へ出るともの凄い陽射し。表通りを避けてアメ横に入る。
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アメ横にはそうしょっちゅう来るわけではない。
表通りのABAB、そのあたりにいくつもあるABCマート、あとは学生さんと呑み会の時くらい?
特に夏にここに立ち入るのは珍しい。
相変わらず人は多かったが、天気予報で「今日も暑い」というほど暑さを感じなかったので、意外と風通しはよかったのかも。
そのまま調子に乗ってどんどん先まで歩いてゆく。
相変わらずの乾物、お菓子、靴屋、ドラッグストア。そして生鮮物は「うなぎ」の叩き売り。割り箸に果物をさして100円とかで売ってるお店とかケバブ屋さんは、昔はなかったな。
特に買うものもないけれど、ミリタリールックのお店とか面白いし、妙なTシャツばかり売るお店なんかにはつい目が行ってしまうから危険だ。あやうく、素晴しく強烈な「チェ・ゲバラ」のTシャツを買いそうになってしまったぢゃあないか(笑)。
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演歌の殿堂。ちっちゃいけどすごいインパクトだ。高らかに氷川きよしが鳴っていた。
いいんだよなあ、こういうお店。

低い目線で歩いていてフッと空を見上げたら、いつのまにか松坂屋を通り過ぎていた。
御徒町駅が近くなる。
ここまで来たらもう上野に戻るのはバカらしい。
ゴミゴミしたガード下の改札からホームへ上がったら、やっぱり涼しい風が吹いてきた。
不忍池から吹いてくるのか?

根津のおっとりさと、大学周りの威厳と、公園の緑の平和さと、そしてそこから急にゴミゴミと賑わう広小路、線路脇の生臭くて怪しいニオイと宝探しのような迷路。最後に突然スポッと抜け出る御徒町の青空。
やっぱり、好きだな、上野。
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by saskia1217 | 2009-08-05 00:48 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!
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