走っけろ、メロス!

「はっけろ、メロス」と読むそうです。
「津軽版・走れメロス」。

東北のある中・高校の先生が、テレビ講座で「津軽版」を提案、解説しているのを偶然見た。
一部を朗読して下さっていたが、もし画面に文字情報が出なかったとしたら、私にはまったく理解できない「外国語」レベル。
なるほど、太宰は帝大に入学して上京するまでどっぷりと津軽弁の環境で育ったし、上京してからもそれが抜けなかったという。事実作品の中にも、「おそらく東京でもこう言うのでは?」という感じで微妙に東京弁に近づけられた「津軽弁」を見ることができるらしい。
ギリシャの空気をベースにドイツ文学のエッセンスをのせたこの物語のニュアンスが、いきなり純和風になる(笑)。あの「フランダースの犬」の主人公「ネロ」と「パトラッシュ」が、初邦訳の際に「清(キヨシ)」と「斑(ブチ)」というネーミングにより、めちゃめちゃ醤油顔イメージになったことをつい思い出してしまったりした。
講師の先生は「やはり津軽弁でこそ、太宰の本質が伝わるのではないか」と主張されていたんですけど、ね。

どの写真でも常に一番の決めポーズで写っているあの太宰の口から、なんとなく人懐っこい響きがする「津軽弁」が発されていたことはなかなか想像し難い気もするが、あのセバスティアン・バッハが確実にバリバリ「テューリンゲン訛り」(ドイツで3本の指に入る「地元人しか理解できない」方言のひとつと言ってもいい・・・)をしゃべっていたことのほうが、もしかしたらギャップが大きいかも。

太宰、生誕100年。
今日は「桜桃忌」。
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by saskia1217 | 2009-06-20 01:05 | 感じろ、考えろ、思え! | Comments(2)
Commented by liliebaby at 2009-06-20 19:23
フランダースの犬の邦訳版、知りませんでした!
そんな純和風になっていたとは…。
最後のシーンは寺のお堂とかになってそうなネーミングですね;
Commented by saskia1217 at 2009-06-21 01:50
う〜ん、そうですね・・・お寺(笑)。
でもって「主よみもとに近づかん」の代わりに何が流れるんだろ?
木魚の音かな〜、マントラかな〜・・・
いやぁぁぁぁ・・・・・!


今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217

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