ようこそ!

廣澤麻美公式ブログ「A線上のアリア」にお立ち寄りくださって、ありがとうございます!
日々の記事も随時アップしています。
「コンサートスケジュール」「チェンバロ教室のご案内」に続いて下へスクロールしていただくと、最新記事がご覧になれます。
よろしければ、ゆっくりしていってくださいね!
[PR]
# by saskia1217 | 2017-12-31 23:59 | Trackback | Comments(0)
現在、出演が決まっているコンサートスケジュールです。
各コンサートの詳細は随時補足、更新、またこの日程以降の情報も追ってアップしていきます!
お問い合わせはコメントにて随時承りますので、どうぞご遠慮なくメッセージをお送りください。

個人的メッセージ、個人情報を含む場合は必ず「非公開コメント」にチェックを入れて下さい。ブログ主である管理人しか見ることができなくなります。



e0081334_200445.png

ヴィヴァルディ×ピアソラ ふたつの四季 コンサート
2016年11月3日(木・祝)15:00開演
東北大学百周年記念会館 川内萩ホール
入場料/一般6000円 学生3500円
萩友会プレミアム会員4800円(学生券の取扱いなし)
※学生券はエフエム仙台サウンズでのみ取扱い
※全席指定
プレイガイド:藤崎/仙台三越/ ローソンチケット(Lコード:23052)/ チケットぴあ(Pコード:305-679)
お問い合わせ/総務企画部広報課社会連携推進室
TEL:022-795-3391(川内萩ホール)
E-mail:social*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
詳細は→こちら

<プログラム>
ヴィヴァルディ:和声と創意への試み op.8《四季》
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 


<出演>
バンドネオン/三浦 一馬
ヴァイオリン/神谷 未穂(仙台フィルハーモニー管弦楽団 コンサートマスター)
西本 幸弘(仙台フィルハーモニー管弦楽団 コンサートマスター)
仙台フィルハーモニー管弦楽団

※チェンバロで出演します

e0081334_16082625.jpg
e0081334_16083609.jpg

東日本大震災支援チャリティ・阿佐ヶ谷教会チャーチコンサート
廣澤麻美 チェンバロ演奏会「チェンバロ、聖と俗を駆ける」
2016年11月13日(日)14時開演(予定)
日本基督教団阿佐ヶ谷教会
入場料 1000円(当日の募金と合わせて東日本大震災教会支援のために使われます)
主催/お問い合わせ 日本基督教団阿佐ヶ谷教会 03-3337-5879

<プログラム>
G. F. ヘンデル/オペラ「ソロモン」より 第2序曲(「シンフォニア」シェバの女王の到着)
J.ブル/パヴァーヌとガイヤルド「聖トーマスよ、目覚めよ!」
J. L. クレープス/「クラヴィア練習曲集」より
         いと高きところにいます神にのみ栄光あれ
         イエス、我が喜び
G. ベーム/イエス・キリストよ、賛美を受けたまえ
J. S. バッハ/おお神よ、汝義なる神よ BWV767
W. バード/運命 
      カリーノ・カストゥラメ
      涙のパヴァーヌ
ヘンデル=パヴェル/オペラ「リナルド」より 私を泣かせてください
S. ファン・ソールト/シャンパーニュのブランル
B. シュミト/出来良いワインはこれまた格別
C. ペーツォルト/メヌエット ト長調
I. アルベニス/組曲「エスパーニャ」より タンゴ 作品165-2

※阿佐ヶ谷教会が毎年秋に開いているチャリティーコンサートです。
オルガンコンサートが多いのですが、今年はチェンバロ!
前半は「聖」後半は「俗」という対照的なプログラムを、トーク入りでお楽しみいただきます!
晩秋の日曜の午後、ぜひぜひお出かけくださいね!

e0081334_20154743.jpg

武蔵野合唱団第49回定期演奏会
2016年11月19日(土) 17時開演(16時開場)
東京芸術劇場コンサートホール
入場料/S席5,000円(※残り僅か) A席4,000円 B席3,000円
ヤングシート500円(※30歳以下の学生のみ 演奏会当日は学生証をお持ちください)
※未就学児のご入場はご遠慮ください。やむを得ない事情により、出演者等が変更になる場合があります。
チケットお問合せ・お申込み/武蔵野合唱団 080-4811-4866

<プログラム>
A.ヴィヴァルディ「グローリア」ニ長調 RV.589
W.ウォルトン オラトリオ「べルシャザールの饗宴」

<出演>
ソプラノ/小林沙羅*佐藤優子*
アルト/平山莉奈* 
バリトン/ 青山貴**
(*グローリア **ベルシャザールの饗宴)
指揮/下野竜也
管弦楽/読売日本交響楽団
合 唱/武蔵野合唱団

※鍵盤楽器で出演します

東京女子大学クリスマスコンサート 第62回「メサイア」
2016年12月3日(土)16時開演(15時30分開場)
東京女子大学講堂(杉並区善福寺)
入場料/一般2000円(全席指定) 学生無料
お申込み/9月8日より先着順にて受付
messiah@ml.twcu.ac.jp(メール)
03-5382-6799(FAX)
住所・氏名・希望枚数(学生は学年を記入)・電話番号またはメールアドレス(往復はがき)
お問い合わせ/東京女子大学 音楽オフィス クリスマスコンサート係
〒167-8585 東京都杉並区善福寺2-6-1 03-5382-6406(月~金/10時~17時)

<プログラム>
ヘンデル/オラトリオ「メサイア」全曲

<出演>
ソプラノ/山口佳子
アルト/阪口直子
テノール/望月哲也
バス/萩原潤
合唱/東京女子大学クワイア&オラトリオ合唱団
管弦楽/カペラ・コレギウム・ヴェリタス

※オルガンで出演します

★荻窪栄光教会 メサイア公演
2016年12月18日(日)
日本イエス・キリスト教団荻窪栄光教会

<プログラム>
ヘンデル/オラトリオ「メサイア」(抜粋・日本語訳上演)

※チェンバロで出演します
開演時間、入場料など詳細はわかり次第アップします

★J.S.バッハ「ロ短調ミサ」全曲
2017年1月21日(土) 14時開演
紀尾井ホール

<出演>
ソプラノ/澤江衣里 藤崎美苗
テノール/中嶋克彦 
バリトン/加耒 徹
合唱/特別編成の合唱団
管弦楽/フィルハーモニーカンマーアンサンブル
アルト・指揮/青木洋也

※オルガンで出演します

[PR]
# by saskia1217 | 2017-12-31 23:58 | コンサート・スケジュール | Trackback | Comments(71)
あなたもチェンバロを習いませんか?
チェンバロを弾いてみませんか!
e0081334_1202983.jpg

私が日々お仕事をしているなかで、とても大切な部分を占めるもののひとつ、それはレッスンです。現在おもに自宅で行っているレッスンには、受験生から趣味で弾かれる方まで、いろいろな生徒さんがいらしており、ソロ、また通奏低音をご指導しています。
「チェンバロ科を受験したい」また「ずっとチェンバロを弾いてみたかった」「いちどチェンバロのレッスンを受けてみたい」という方、私とご一緒に楽しくレッスンしませんか?
一年を通して、いつでも受付をしております。お問い合わせだけでも、どうぞお気軽に、ご遠慮なくどうぞ!

対象:
すべての方。年齢、経験を問いません。鍵盤楽器初心者も最初から丁寧にご指導いたします。「練習楽器がない」とご心配の方も、とりあえず始めてみませんか。追々、練習楽器の確保についてもご相談にのります。
音高、音大チェンバロ科受験生、入試で副科チェンバロや通奏低音がある受験生、急に本番でチェンバロを弾くことになり「とりあえずこの曲だけチェンバロで仕上げたい」というピアニストの方、ピアノも弾いたことがないがチェンバロをやってみたい、など、色々な方に対応いたします。
なお通奏低音だけのレッスンもいたします。

レッスンの場所:
基本的に廣澤宅(都内)。楽器はフレンチタイプ2段を使用します。出張レッスンにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください(会場費・楽器レンタル代・会場までの交通費などは別途ご負担をお願いいたします)。

レッスンの日程や時間:
原則として毎回、生徒さんのご都合と私の予定を合わせて決定します。平日や日中も可。また、期間限定でもお教えできます。

レッスン料:ワンレッスン制です。レベルに関わりなく、1回のレッスン料(約1時間)は一律にしています。なお、受験生や、ソロと通奏低音両方のレッスンを希望される方など、1時間を大幅に超える方については別のカテゴリーになります。金額についてはお問い合わせください。

レッスンご希望の方は、このブログのコメント欄に「チェンバロレッスン希望」のメッセージと、メールアドレスなど可能なご連絡先をご記入の上、必ず『非公開コメント』の欄にチェックを入れてご送信ください。折り返しこちらからご連絡させていただきます。
<重要なお願い>
こちらへのお問い合わせ、お申し込みの際にお知らせいただくご連絡先、メールアドレスなどはお間違えのないよう十分お確かめの上お書きください。特に「携帯のメールアドレス」をいただいた場合、こちらからの送信を受け付けずにメールが返ってきてしまい、連絡に行き違いが生じてレッスンが不可能になってしまったケースが多々ございます。こちらから差し上げるメールはフリーメイルになりますので、大変お手数ですがメール受信の設定をいまいちどご確認いただけますよう、お願い申し上げます。
殆どの場合、お問い合わせいただいた翌日、遅くとも2〜3日中にはお返事さしあげておりますので、万が一お返事が届かない場合は再度コメントくださいますよう、お願いいたします。
また、こちらからの情報を差し上げた後、レッスンをご希望にならない場合でも、どうぞご遠慮なくその旨はっきりとお知らせいただけますと幸いです。そのままお返事いただけませんと、上記のような事故の可能性もあり行き違いが生じますので、どうぞよろしくお願いいたします。

e0081334_1204548.jpg

[PR]
# by saskia1217 | 2017-12-31 23:57 | チェンバロ教室のご案内 | Comments(64)

心閑則為貴



e0081334_02113496.jpg
e0081334_02124729.jpg



やってみたいこと習ってみたいことが年々増えてくる。
もちろん全部なんて叶えられない。
宝くじにでも当たらない限りなぁ〜(買わなきゃ当たらないのよ・・笑)

ヨガや阿字観、書道はなんとかかんとか。
タップダンス、着物の着付け、仕舞、華道・・・
習い事じゃなくても、遺跡の発掘作業とかも強烈にやってみたい

お茶、も。
亡くなった祖母が生前熱心にお稽古していて、母も少しだけ嗜んだ程度だったが、実家には祖母が集めた色んなお道具がまだ残っている。
子どもの頃、祖母の部屋だった和室の前を通りかかるといつも、袱紗のさばき方を何度も練習したり、柄杓を手に姿勢を正しているのが見えた。
その頃は、おやつに和菓子を食べるときなんかに、母がポットからお湯を注いで点ててくれるお抹茶くらいしか興味がなかったけれど。

そんなズブのド素人でも、恥もかかずに怖がらないで参加できるお茶会を、毎年新宿区が開催してくれている。
ご縁があって、今回で3回目の参加。
お茶も和装も不慣れなワタシが、年に1度だけ着物を着ると決めている日。
初めて参加した3年前はものすごい嵐でそれは散々だったけれど(苦笑)、それはそれで楽しめた思い出。

はたしてこの日は雨の晴れ間。
蒸し暑いのは雨よりはいいんだろうか。
着物って暑いのか涼しいのか、よくわからなくなってくる。

高田馬場の茶道会館は、こんなことでもないとなかなか入れない、というか行かない場所。
毎回、その緑の美しさや佇まいの素晴らしさに感動する。
テレビや本でみる京都のお茶室なんかはきっともっともっと本格的に手が入れられていて、きっともっと息を呑むんだろうなあ。
晴れていたのでお稲荷さんもお参りできたし、お庭の散策もできて。

10時開始15時終了の大寄せのお茶会で、お茶席は6つ。
その中から3席を自由に選んで参加できる。
お抹茶だけでなくお煎茶も入れて、違う流派が一度に楽しめちゃう。
気軽にリーズナブルにお茶が体験できるというので人気のこの催し、どのお席もそこそこ待つので、時間配分にもちょっと気遣う。
いつもは行きたいところにまず朝一に伺ってから、あとをゆっくり回っていたのだけど、今回は最初に気楽なところから立礼のお煎茶席に行ってみた。
以前大きめなお部屋で伺ったことのある同じ先生のお席で、相変わらずお話好きな陽気な解説で楽しめた。
立礼はやはり人気で朝からかなりの列。
お庭の待ち合いは気持ちいいものの、陽射しが暑く蚊も多い(笑)
「お着物だと刺されにくくていいわね」と隣りのワンピース姿のご婦人。
なるほど〜、そういうメリットがあるのか(笑)

エアコンのきいたお部屋に15人ほどぐるりと座って、まずは1煎目。
低めの温度で小さなカワイイお茶碗に供された「甘露」という名の玉露(伊藤久右衛門)はもう甘さしか感じない。
お煎茶では1煎目の後でお菓子をいただき、その後再び2煎目が出てくる。
同じお茶なのに今度は少し苦みを感じる、べつの美味しさ。
お茶の葉の変化と、お菓子の効能。
おもしろいね。
お家元がこの日のために書かれたという色紙「掬水月在手」いいよねぇ〜
お花はワレモコウなど秋の花、お菓子は「ちょっと早いのですが」と山茶花。
そうそう、いつもは10月下旬や11月に開催されていたのに今年は早かったから
こういう季節が微妙な感じの時期、色々な設えはどのようにされるのかな〜って興味深く各お席を回った。

次に表千家で薄茶をいただく。
山茶屋という小さめの茶室はここで一番好きな場所でもあるのだけれど、お天気が良くても庭に面した障子を締めると薄暗くなる光の加減もちょっと気に入っている。
今年はいつにも増してものすごい人出で、畳には二重に、そして椅子席まで加わって大賑わい。
亭主はもの静かに淡々と点てているけれど、お客はそれぞれやりくりしてお菓子をまわしたり、空いたお皿を送ったり。
そういう時、お客のなかの慣れていらっしゃる年配の方が仕切って下さるのも、なんか気持ちよくて感心しちゃう。
正客次客以下、最初の3名が比較的若めの男性の方々。
シャツ姿だったけれど、もう亭主のお道具運び出しの時から慣れた会話がポンポンと聞こえてきて面白かった。
3年前の嵐の日、亭主はこの日と同じだったけどお正客は年配の和服の男性だった。
その時は比較的シーンとして厳格な空気が漂っていて、聞こえるのはその方のゆっくり話される落ち着いた声と外の雨風の音だけだった。
当然のことだけど、お客が変わればそれに対応する亭主の受け方も違ってくるんだね。
逆もあるのだろうけど、たぶんお客の気持ちを汲むという姿勢からいうと、お客次第、ということも多いのかなあ。
亭主、客、そして天気や空気。
そのどれかひとつでも変わると、そこからジワリと何かが溶け出すように他のすべてが共鳴して変わっていく。
そうか、だから一回一回違うのか~、なんてあったりまえのことを思いながら、お点前を拝見していた。
当日朝作っていただくという生菓子がとても美味しくて、やっと回ってきたお茶ももちろん美味しくて、和やかな空気でお席が終わった。
奥に座っていたので見えなかった床の、掛け物とお花、香合を拝見。
見慣れた「日々是好日」も書く手が変わるとまったく違ってみえる。
点前座のお道具も拝見。
大好きな棗が近くで観られて嬉しかった。
そうそう、9月は初めてだったから、今回は風炉!
案内していただいたのが椅子席だったので、がんばって復習したアレコレを使う機会は無かったものの、昨年(表千家)と今年(裏千家)、Eテレの「趣味どき!」を録画したのを繰り返し見たりしたのが意外と頭に残ってて役にたった?(ような気がする)。
気が遠くなるような積み重ねが必要なものを、全くの初心者がとりあえずお茶会にいって一通りの行動ができる!ような講座作りってスゴイよね。
今年の裏千家に限っては、お客だけじゃなく、点てる側の技術まで扱ってたのが斬新で良かった。
炭手前、茶筅を振ることや、名水点、葉蓋まで、面白かったなあ。
袱紗さばきとか、やっぱりやってみたいもんね(笑)

さて、最後のひとつはどこに伺おうか・・・
裏千家のお薄かなあ、なんて思ってたら目の前に「濃茶席」の文字。
しかも大広間で大人数でやってる。
係の方に「お濃い茶は初めてなんですが、大丈夫ですか?」と尋ねると大歓迎だということで安心して(笑)列にならぶ。
お濃い茶・・・今年こそはここで頂けたらなあと思っていた。
じつは今まで飲んだことがなく、一度飲んでみたいとずっと思っていた。
薄茶(もどき)は自分で点てられても、さすがにこれはなかなか、点ててもらう機会もないしね。
大寄席すぎて、待ち合い(お茶室のとなりの広間)ですでにお菓子が出され、全員で移動してからお茶をいただくというシステム。
とはいえ、やはりお濃い茶席、お点前を拝見するときは全員固唾を飲んで見守る。
いい具合に真ん中へんに座れたので、前の方のをゆっくり見てフムフム。
ようし、隣りの方から手渡しで回ってきたぞ〜(女性同士でも手渡しなんだね)!
うわ〜、ねっとりしてて、甘くて美味しいや!
5人で飲むことになっていたので、あとのお二人にどのくらい残すべきなのか、お茶碗が黒くて残りの量が判断しずらかったり(苦笑)
茶巾で飲み口を拭くやり方を、お隣にいらした方に尋ねてちゃんと教えていただいたり。
画面で見ていても、実際やらないとなかなかわからないねえ。
疑問だったことが解けたり、習いに行けない分こういう場で実地でプチレッスンしていただけるのは本当に嬉しい!
お琴の形の香合は萩の蒔絵で、とても可愛かった。
お軸のスッキリと力強い「心閑則為貴」の文字が、この最後のお席で心に刺さる。
いやいや、感動の初お濃い茶。
念願叶ってうれしかった。

ワタシにしてはものすごく早起きしたにもかかわらず、美味しいお菓子とお茶と、緑と人々と空気でお腹いっぱいになっちゃった。
最後にちょっと虚ろになりながら1人静かに点心をいただいてから帰路に。
着物を着ると歩く時もピンとなって気持ちいい。
今年もまた、脱ぐのが勿体なくて仕方がなかった。
来年もまた、来ることができますように。

e0081334_02121867.jpg
e0081334_02122529.jpg
e0081334_02120257.jpg


e0081334_02123130.jpg


e0081334_02125451.jpg
e0081334_01472635.jpg
e0081334_20510806.jpg







[PR]
# by saskia1217 | 2016-09-27 20:38 | 感じろ、考えろ、思え! | Trackback | Comments(0)
e0081334_06245521.jpg
3年ぶりに野音。
ファンクラブ会員がどんなに熱望しても手に入らなかった、エレカシの日比谷野音コンサートのチケット。
今年から申し込みが1人1枚のみに制限され、入場時のID確認が厳しくなった。
いいことだ、こうやって多くの人が聴けるようになるなら。
転売屋の撃退もさることながら、だいたいエレカシの野音なんて誰かとつるんでワイワイキャーキャー聴くもんじゃない、それぞれ1人でじっくりしっかりきりっと観て聴くもんだ・・・
ってのは言い過ぎなんだろうが、ほぼ正しいと思うよ(笑)

そのせいではないんだろうが、今日の開演前の客席は今までの野音で経験したことのない不思議な緊張感がみなぎっていた。
SEをバックに、ステージではいつものローディーさんたちが淡々とスタンバイしているのだが、SEが区切れて音が無くなったり、作業が一段落して人影がステージからなくなると、擂り鉢を埋め尽くした客席がシーンとして「今か、今なのか」みたいな緊張感でヒタヒタになる。
事実、定刻わずか数分後にメンバーがステージに姿を現した時も、拍手は起こり全員がはじかれたようにスクッと立ち上がった以外は、殆ど叫び声も怒号も奇声も黄色い声もあがらなかった。
じつは昨日1日目、ここ3年でその意外な楽しさにすっかり慣れた「外聴き」をしたのだが、外からはその緊張感はあまり感じなかったし、ちょいちょいかけ声も聞こえていたのだけど。

昨日聴いたセットリストが本当に素晴らしくて、特に宮本さんがいつも「野音だからやる」という初期の曲を聴けるのが楽しみなのだが、昨日は「おれのともだち」今日は「浮き草」がライブ初聴きだった。

今日も1曲目は「ズレてるほうがいい」
ス〜ッと入って来たメンバーがそのまま静かに定位置につき、「ハイ!」も「コンニチハ!」も「さあ!」もなく、すべるように始まる
お客も息を呑んだままそこに滑りこむ
第一声がちょっと掠れ気味だったので、昨日バリバリに使っちゃったのかな〜なんて思ってたらどんどん調子よくなってきて、最後にはもうツヤッツヤのウルウルのいい声で(笑)
というのも、そういえばいつものことだったっけ・・・と思い出しながら

その後、大好きな「歴史」そして「ゴッドファーザー」と続く
今回のサポートは、いつものヒラマミキオさんMickyのギターと、キーボードは細海魚さん!
魚さんのキーボード、好きなんだよねえ・・・
「ゴッドファーザー」ではあのふわっふわの髪を上下に揺らしながら、小柄で細い身体を飛行するように上下に揺らして弾いてらした
音がね、なんかエレカシのなかに溶け込むんだよね
夢のような音色とか、ちょうどいい広がり感とか、尖りすぎない激しさとか
そのバランスがギリギリなのが不思議なミュージシャン
さすがベテラン、という感じなんだ

ふわふわ、と言えば昨日やってくれた「ふわふわ」は大好きだからすごく嬉しかったのだけど
「道」はあらためて聴くとホントかっこいい
セリフに「メールして〜、コンサート行って〜、帰って〜、寝て〜」とかいっぱいぶち込まれてた(笑)

20代のころ銀座を散歩しながら文豪に憧れて作ったという「サラリサラサラリ」は何年か前にも生で聴いたけど、やっぱり野音で聴きたい曲のひとつ
♪散歩するガードレイル♪という歌詞が好き

安定の最愛曲のひとつ「風に吹かれて」はいつもの青いライトをバックに左右に振られる無数の手が美しい
大好きな「いつものとおり(日曜日)」はベースラインがオリジナルのままで個人的には嬉しかった(苦笑)
蔦谷さんアレンジだと時々違うハーモニーになって、それもいいんだけど、な〜んかシンプルなオリジナルのほうが好きなんだよね

「仲秋の名月・・・一昨日は月出てたんですけどね・・・今日は月は・・・出てないか」と「月の夜」
当時、細海さんと一緒にレコーディングした思い出を話しながら
昨日外から聴いたときも格別に素晴らしかったこの曲、中でちゃんと聴いたら背筋がゾクッとするくらい凄かった
力強い声
魂が込められてひとつひとつズッシリくるコトバ
ギターがかき鳴らすたくさんの和音の色
何百回も聴いた曲なのに、なんでこんなに何度も何度も同じように新鮮に訴えるのだろう

プログラムの中で意外に早く登場した「珍奇男」の賑わいから間髪入れずに突入した
トミのドラムの、今日は心持ち太くて重めのあのリズム
ああ「武蔵野」だ!
これも野音で聴きたい曲
そして壮大な「昔の侍」もこの場所で

ライブで映える曲だと再認識した「Baby自転車」で素直に楽しくなり
「やっぱり若い頃の曲だけど、ずっと大事にしている曲です」と
そう!「悲しみの果て」
つい先日コンドルズの20周年公演で、彼らの原点となったこの曲が響いたことがフラッシュバックし
東日本大震災復興の歌番組で地震速報と被さりながら生放送で歌われたときの宮本さんの表情も蘇り
たくさんの思いが重なる
再び盛り上がる「so many people」で客席が跳ねまくり
「四月の風」で緑色の希望の風が皆の胸に吹いて
「第1部が終了〜!」
この頃ちょうど雨が強くなり、皆がカッパを着だす
もうね、ずぶ濡れになったって全然構わないんだけど

「さあ、さあ、さあ、さあ・・・さあ♪東京じゅうの電気を消して♪」
「友達がいるのさ」で次のセクションが始まる
幸せでいっぱいな客席に、歌い終わった宮本さん「みんなこの曲ホントに好きだよな」
そのひとことに皆がもっともっとハッピーになる
この頃ちょうど雨が強くなり、皆がカッパを着だす
もうね、ずぶ濡れになったって全然構わないんだけど!
「みんな、雨大丈夫?」と気遣うロックスター

そして夏フェスに一切行かなかったワタシは新曲の初聴き
「i am hungry」
アップテンポに終始ぴょんぴょん跳ねながら、ものすごいたくさんの歌詞を歌いこなしてゆく
「野音のみんなにはもう・・・」と言いながら「今宵の月のように」
宮本さんはこの曲を、一体何百回歌ってきたんだろう
わたしは何百回聴いてきたんだろうか
丁寧に丁寧に歌われるこの曲を、今日は涙じわりで聴いた
2番の「いつもの電車に乗って いつもの町まで」が好き
だいじな思い出を両手で包み込む瞬間

その♪いつの日か輝くだろう 溢れる熱い涙♪
からの
「涙」
今回はギター弾き語りのバラードなどが少なかった気がする、貴重な1曲
いい!すごくよかった!
そして終わるや否や、静から動へ
♪生命そう スペーシアス 涙ながれても♪
の「コールアンドレスポンス」
う〜ん、うまく出来てるなあ

ハンドマイク手に上下、奥キワ、縦横無尽に走り抜けて歌う「RAINBOW」の中間部
曲が出来て最後に付け加えたという
♪ありがとう 幸せだったよ もう朝日が♪
に幻想的にかかったエコーがなんともいえず色っぽい

最後のセクションでは
新曲の親分「夢を追う旅人」
いいね、生で聴いても

アンコール、昨日は「この世は最高」から「夢のちまた」で締めるという渋さで
しかも最後の曲は涙で歌えてなかったというロックスターの心の震えにもらい泣き
今日は?
そう!お約束の「待つ男」
やはり野音に富士は欠かせないか!
なんとその曲間にメンバー紹介をこなし(!)迫力たっぷりにステージを締めた

赤い髪をふたつお下げにして帽子に隠していた、短パンビーサンの石くんと
すっかり短髪になり余計若返った、相変わらず細い宮本さんが
動じず弾き続ける成ちゃんと、柔軟で温かくて力強いトミに見守られながら
肩を抱き合っている姿を
今年もまた観られてよかったな
そこに平和と感謝を感じてしまう

「やりたい曲をいっぱい用意して・・・で随分削ぎ落として・・・全部やってると40曲ぐらいになっちゃうんだよ(笑・・観客拍手)・・いやいや、今日はそんなにやんないよ!(苦笑)」
「いくらエレファントカシマシのファンだからって、さすがにそれじゃ集中力が切れるでしょ」
「おっとと、おっとと、おっとと、おっとと・・・・」(珍奇男)
「みんないい顔してるぜ〜!もともとの顔には責任持てないが(観客笑)・・・いや、みんないい顔、表情してるぜー!」
「(超高速で)日比谷野音日比谷野音日比谷野音日比谷野音・・・・」(ガストロンジャーだったか?)

「30年、俺たちの、いや俺個人の努力のおかげでここまできました。
みんなありがとう!
これからもついて来させてやるぜ!」(17日ラスト)
「ひとえに俺の努力のみでここまでやってこれました。これからもみんなに喜ばれる俺になりたいと思います。」(18日ラスト)
ギターがしがしかき鳴らしながら
♪9月〜18日〜、日比谷野音〜♪て歌ってくれた即興もよかったな

17日 全32曲
18日 全34曲
約3時間のステージ

元気でエレカシを聴きにこられて
エレカシも元気で
ものすごくいい音楽してくれて
そこには友達がいて
素晴らしかったことを語り合えて
ついでに美味しいものもある
これ以上幸せなことはないな

昨日は厚い雲の狭間におぼろな月を見上げながら
今日は汗と雨と涙で全身ぐしょ濡れになりながら
放心状態で雨合羽をリュックにしまいながら
たぶん、たくさんの人が同じことを思っているんじゃないかなと

ワーワーキャアキャア言わず熱く強く拳を挙げるお客さんと
スッとやって来て最高温度まで燃えてジワッと姿を消してゆくロックスター
大人の野音
そんなカッコ良さを噛み締めた夜だった
e0081334_06253341.jpg
e0081334_06335301.jpg





[PR]
# by saskia1217 | 2016-09-19 06:34 | エレファントカシマシ | Trackback | Comments(2)
e0081334_2394166.jpg


公演内容がネタバレしています


痛み、悲しみ、寂しさ、悔しさ、裏切り、意地悪…
そんなものにはわりと強い(と思っている)
たいていはなんとか我慢できる
やっつけられる

厄介なのは
好き


好きは我慢ができない
好きは止められない
好きには勝てない
好きには全てを容易く手離してしまう

好きは私の手や意識を離れ
制御出来なくなった宇宙船のように
高い高いところでずうっと浮かび続ける
厄介だ
そして愛おしい

コンドルズというダンスカンパニーの
20周年記念公演「20th Century Boy」の1日目、2日目を
NHKホールで観た
ここにお客として正面玄関から入ったのは20年ぶりくらいかもしれない
ちょっとノスタルジーを感じながら、初日金曜夜、ホールのロビーに足を踏み入れた
あちこちから送られたたくさんの花、過去20年間の公演ポスターや写真が飾られた壁、物販の列
それらにカメラを向ける全国から集まったお客さんたち・・・
華やかなお祭り気分はすでに出来上がっていた

暗いホールに入るや否やステージと3階席に渡されたキラキラのリボンたち
「ああ、これだ!『20th Centry Boy』のOPはやっぱりこれでなくっちゃ!」
急にワクワクが盛り上がってくる
もともと観る予定のなかった1日目は、珍しく1階下手前方
ギリギリ、ステージを見上げないで済むくらい、つまりギリギリこっぱずかしくないくらいの近さ
「本公演は0歳児より入場可です。お子さんが声を出したり泣いたりしてもどうかムッとしたり(!)しないでくださいね!(←この「ね」がポイント笑)…中略…将来の日本の舞台作品を支える人間を作るためにご理解ご協力を」
という開演前アナウンスに大きな拍手が起こる

20分押しで爆音が鳴る
左スピーカー前のわたしの足の裏には
そのギターの音と
暗いステージの下で、奥で、照明室で、PAブースで
これから飛び出して来るコンドルズの18人と、これから戦闘シーンに入るスタッフさんたちの
そのカラダに満タンになってしまっている熱や、息を呑む空気や、高揚感もが
ぜんぶ一緒になって伝わってくる

近藤ボスが奈落から、あの学帽の下に不敵な笑みを浮かべてあがってくる
ああ、これがあの時の、あの「Jupiter」のオープニングだ
VHSテープがすり切れてしまった、あの作品
わたしが初めて観たコンドルズ

今回の記念作品は、過去20年間の演目からのシーンで出来ていた
懐かしく、大好きで忘れられない、またはあ〜そうかこんなこともあったっけ、という走馬灯のような
コンドルズの十八番である「脈絡のない短いシーンを次々繋げる」コーナーを観ていて
その順番までも脳裏に焼き付いていたことに気づいて何だか可笑しかった
次に来る音楽、セリフ、動き、配役・・が元の作品と変わっている箇所で感じる違和感と期待感

2005年にその存在を知り、2006年に初めて生で観たわたしは
彼らの20年間のうちちょうど半分を、一緒に歩かせてもらったことになる
それ以前の作品は、ずっとあとになってから映像で観たりしただけだし、知らない作品もたくさんある
メンバーの人数も変化してきたから、今日あのホールに18人(メンバー17人+ゲスト長塚圭史さん)が所狭しと暴れ
カーテンコールでズラッと並んだ光景はちょっと感無量ともいえた

その17人を一人一人思い浮かべるとき
「○○さんといえばコレ」と浮かんでくるシーン、役どころがそれぞれにいくつかずつあるのだけど
今回プログラミングされたシーンのかなりのものがそれと一致していたのが
なんだかちょっと嬉しかった
つまりそれって、ご本人たちがコレと思うもの、お客さんが持った印象が同じってこと
それもスゴイな
そしてわたしも結講多数派なんだということ(笑)

人形劇「柏田」で涙が出るほど笑い
人間ボウリングで先頭の勝山さんのおののく表情が当時と全くおんなじだったり
光二郎さんのアメリカンジョークに付き合わされる長塚さんが微笑ましかったり
リノリウム床だけで完璧にエーカパーダシルシアサナをやっちゃう青田さん
今日だけはお目出度い紅白の「天国への階段」でいつもの狂気で踊り切る古賀さん
鎌倉さんと石渕さんのセクシーダンス
ペットボトルまわしや真田十勇士やトイレットペーパー縄跳びで(稽古場か!笑)、そしてコントで大活躍の若手メンバー
オクダさんのメンバー紹介映像で「あーこのヒトだったの」と初めてわかる(笑)チラシ掲載の似顔絵と
鮮明な赤で書かれた有吾さんの筆文字横文字のメンバー名
「継続は力」と(有吾さんじゃない筆で!ココ大事)書かれた垂れ幕を、ボス近藤と勝山Pが開くという光景
OPダンス、ラスト大団円・・・「最近は年齢のこともあるのであんまりキツくないのを作ってるんです」ではない
29歳から52歳の全員がフルで、全開で、手足が宙を切る音が聞こえてくるくらい
そのくらいの熱量と迫力、そしてその源にある思い
伝わる伝わる

ラスト手前の映像で
「Time is on my side」で使われてたデジタル表示で、この20年間のカウントアップが表示され
そこにその間のすべてのフライヤーが重なってゆく
ここでみんなは涙する
「わたしはこの時どこにいたっけ?なにをしていたっけ?」
「ああこの年、わたしはこの人たちの存在を知った」
「そうそうこの公演、ここから観たんだ、わたし」
一番最後に、今日の日付で画面が止まる

2日目楽日は、ステージ床に当たる綿密に計算された美しい照明がバッチリ見える2階ライト席で
群舞全体の迫力や、後列の人たちの飛び具合や(笑)
オクダさんが夜なべ(だったのか?)して作った1日目とは違う映像や
何よりもホール満杯のお客さんたちの反応や、ステージとのコールアンドレスポンスを楽しめた

そして今日の近藤さんソロの時
あの静寂のなかに何人ものお子さんの泣き声やお喋りがかなり響き渡っていたのだが
不思議なことに、時間がたつにつれてそれがだんだん雑音に聞こえなくなり、あたかもそのダンスを助ける音、効果のように溶け入っていったのが不思議だった
舞台上で起こっていることやパフォーマンス自体に力がありさえすれば
不可能なことなど何もないのかもしれない
大きなマントでその場の全てを包み込んでしまうような近藤さんが
やはり怖いくらい素晴らしかった

昨日と今日の
自分とそしてお客さんを見ながらおもった

好きってすごい
好きにさせるってすごい
好きで居続けるってすごい
好きにならせてけっして離さないってひどい
そしてすごくてすばらしい

このブログにある「コンドルズ」のカテゴリーには今
49の記事が残っている
奇しくもこれが50本目
久しぶりに昔書いたことを読み直していて見つけたものを2つだけ
今このときに引用しておきたい

「終演後に初めてリーフレットを買って読んだら、10年やってきたことについて良平さんが
『そして僕たちは何処かへ行くのではなく、このままここにいるのです』
って書いてらして、その思いに一層確信を持った。
10年、20年創り続け、送り続けるのはホントにスゴイ。
そして、受け取る側がずっとそれを受け取り続けるってのも、凄く素敵でかっこいい。」
(2010年9月18日「スカイ・ウィズ・ダイヤモンド」鑑賞)

「黄金に包まれたカーテンコール、一杯のお客さんの中に埋もれながら、やっぱりコンドルズはいいな〜、と、
ただそれだけを思った。
そして、20周年、30周年を、もしコンドルズが迎えられたなら、その時もやっぱりこんな嬉しい気持ちで、彼らの舞台を観に行きたいと思った。
その時はきっと、ステージ上の彼らも私も、おんなじように歳を重ねているだろうな・・・
と、そんなことを想像するのさえ、今はこのうえなく楽しい。」
(2006年8月31日「エルドラド」@シアターアプル)

ああ2005年のあの日に
疲れきって仕事から帰宅したわたしが
つけたテレビで放映中だったのが
TBS「情熱大陸」でなかったとしたら…

…の続きは
たぶん過去のブログの何処かの記事につながるんだな、またこれが(笑)
ループは永遠に

暗い画面のなか漆黒の学ランで踊る近藤さんのソロに重なるポールの歌
Blackbird fly・・・

ありがとう
そして
これからもよろしく

e0081334_02113655.jpg





[PR]
# by saskia1217 | 2016-09-11 02:45 | コンドルズ | Trackback | Comments(2)

聖なる呼吸、神の息

e0081334_19463712.jpg


ほのかにネタバレ
映画「聖なる呼吸」をこれから観よう、という方はご注意!


「聖なる呼吸」観てきた!
普段滅多に行かない恵比寿、久々に降りたらやっぱり
オシャレな街にオシャレな人々や犬(笑)
どちらかといえばせっかく降りたんだからビール記念館のほうにフラフラ行ってしまいたく・・・

朝っぱらから映画館に着くと
そこは早起きのヨギー、ヨギーニたち(笑)
やっぱり「わたしヨガやってます」にゼッタイに見える方達が大勢
ま、こんな時間なので中年以降の女性が9割

開演前のCM上映中、隣席の女性2人連れの会話が大声だったので自然に耳に・・
「ね、あなたいつも、チャクラ閉じてる?」
なんかね・・・ヨガの話題じゃないタイミングみたいだったから吃驚(苦笑)
電車の中で聞こえたら思わず二度見しちゃうよ

映画は、インドのとある荒野の風の音から始まる
そう、完全なドキュメンタリーだ
ヨガ、特にアシュタンガやアイアンガー、ハタヨガなんかをちょっとでもかじった人なら
名前をきいただけで「おお!」ってなる
ヨガのグルジたちの実際の映像やインタビュー、親族や弟子たちの証言、現地を回る旅から
その歴史が生き生きと伝わってくる

パタビジョイスやアイアンガーがヨガについて語り、アサナをとる映像が見られるだけで
いや、なにより動くクリシュナマチャリアの映像が見られるだけでなんかもう…
すごすぎる!
チラシには「うっとり」「エレガント」「息を呑む映像」といううたい文句が書かれてたけど、ちょっと違う印象
清貧で、誠実で、力強くて、人間臭くて、未来への希望に満ちた「人間の生命がどう受け継がれてゆくか」という物語

ヨガにハマった妻を通して「そのルーツはどこにあるのか」という疑問を持ったドイツ人の監督
パドマアサナも組めない彼が
パタビジョイスに太陽礼拝を習い、アイアンガーからシルシアサナ(頭立ち)を習う
なんて贅沢!(笑)

そう、パタビジョイスはこの映画の撮影中に亡くなったのだ・・・
そうだ、そのニュースを私は当時、ヨガの稽古場で師匠と語り合った記憶がある
初めて稽古に行った日にシルシアサナをやらされて大パニックになったのもいい思い出だが(笑)
時々、んーあれは何て言うのかな「真珠貝のポーズ」に似てるやつで
長座から両足の足の裏を合わせて両膝の外側を床につけ(るように努力し)、つけた足先を両手で持って前屈する
それやってる私の両膝の上に、師匠が上から両足で乗るんですよ・・・膝を完全に床につけるために
ギャーって声出ちゃうんだけど「声出さないっ!騒がないっ!」って怒られる
なんて練習方法だ!ってその時は思ったけど
それに似たことをクリシュナマチャリアとかアイアンガーもやってる・・・
う〜ん、あれは正しかったのね(笑)

途中で亡くなったパタビジョイスに較べて、アイアンガーが語る場面がたくさんある
感情を込めて情熱的に、時にダジャレも飛び出しながら滔々と語る彼と
どちらかというと穏やかに見える表情と声で、淡々と言い含めるように語るパタビジョイス
(どこかで知ってる感じ・・・と思ったら、私が尊敬する牧師先生と風貌も語り口もそっくりだった!)
どちらも中に強く燃えるものを感じさせつつも、そのどこか対照的な感じが印象的
同じクリシュナマチャリアの弟子でありながら
娘婿という親族の立場だったアイアンガーが「そのために自分は特に厳しくされ、反抗心もあった。同じミスをしても兄弟子パタビジョイスは怒られなかったのに自分はひどく怒られた。
その後、自分は自分の道を見いだすことになった」と語っていたのも少し驚いた

ヨガといえば、インドで昔からずっと何百年も綿々と続けられてきたものなのかと思われがちで、私も以前はずっとそう思っていた
もともと限られた人たちの修行だったヨガが、インドでも一般の人のものになったのはつい最近だという事実は意外だよね
「なんだか得体のしれない、怪しいもの」または「曲芸やサーカスのようなもの」という認識を変えるキッカケとなったクリシュナマチャリア、その三男が語る一家の歴史は特に興味深かった
最初は王族に仕え彼らの健康のために宮廷内で教えていたヨガが、インド独立後に経済的基盤を失い、道場も家も貧窮に襲われた時代から、面識も無かったある一般人からの健康相談をきっかけに段々とヨガが知られてゆく経緯は感動もの。

今や「ヨガ」って言って通じないことはまず無い世の中
でも一言で「ヨガ」っていうけど
そこにはこんな歴史と、人々と、ヨガそのものが持つ力と、
そして何よりも、その時代時代においてその時に生きる人々にとっての必要なものをちゃんと提供できるということがヨガのスゴイところ、ということがわかったこと

いろんな聖典やヨガについての学問書とか哲学とか精神とか
深いところに宿っているものを感じたり、理解しよう努力するのはゼッタイ必要なんだと思う
実際に身体を使う面(アサナ)と心のバランスは永久に追求していかなければならないことなのだろうけど
やればわかる、やれば感じてくる、ってこともあるのじゃないか、って思える
(ちょっと乱暴な言い方だけど)
習い始めた頃からずっと、聞いたり読んだりしてきた「とにかくプラクティス」(パタビジョイス)っていうのはそういうことなんだな

映画のなかでグルジたちはいいことをたくさん話していて
何回も何回もぶんぶんうなづいていたのに
その大事な言葉をなにひとつ覚えていない??
けど、ラスト近くでクリシュナマチャリアの三男が語った言葉
「父は『信仰』と『ヨガ』を強く結びつけて人に強いることの無いよう努力していた」は
最近見聞きした「臨床宗教師」の話と重なったし
「私たちはいつも神を感じることができるけれど、欧米などではそれは難しいことなのかもしれない」という言葉は一番心に残った

この映画のタイトルは「聖なる呼吸」というステキな邦訳をされているけれど
映画を観ていて
これはやっぱり原題(Breath of the Gods)の直訳「神の息」と聞いたほうが
この作品が言いたかった真意に近いような気がした

帰って早速マットにのったけど
頭のなかに余計なものが膨らみすぎたのか
身体がまだまだ重たかった
何かが全然足りないんだな
もっともっとシンプルに
まっさらに
そして、継続は力なり

PS
使われてた音楽が
最初はヨガに合わないようなイメージだったのに
観すすめるうちに不思議とマッチしてきたのが魔法みたい
R.コルサコフ、ドビュッシー、ラフマニノフ、ゴドフスキー、などが概ね古い録音のもので使われてた
vn曲はメニューヒンかと思いきや(!)ハイフェッツのもので(笑)
一番面白かったのは、唯一ナレーションで言及されていたソラブジの曲
いずれも、うだるような、湿気を感じるような、倦怠感のあるような、ノスタルジックな、そして繊細なものばかりだったのが、監督のもつイメージを語っているようだった
e0081334_19463906.jpg

e0081334_19464016.jpg




[PR]
# by saskia1217 | 2016-09-08 19:41 | 感じろ、考えろ、思え! | Trackback | Comments(0)

役割り

SNSの宣伝で見かけて、へ〜って心に引っかかり
ちょっと見に行ってみた
「千家十職の軌跡展」@日本橋三越
利休の時代から三千家の好みのお道具を作り続けてきた十の職家
大正時代からの付き合いがある三越の命名らしい
今回は250点も出るということでなかなかの盛況ぶり

キャプションを音読しながら賑やかに品評しあうご婦人たち
ルーペをガラスに当てて「ほーこれはスゴイ」とため息をつく老紳士😳
お茶道具は近距離からじっくり細部まで観るものなのだろうから仕方がないけど
そんな具合で皆陳列ケースに張り付いたままなので😅ちょっぴり苦労して覗きこむ

わたしはお茶を習ったことがないので、むずかしいことは何もわからないし
十職はおろか三千家の歴史もよく知らない
お茶碗の楽家、くらいしか聞いたことない…
年表や解説の助けを借りても、もー複雑すぎてなかなか頭に入ってこない😵
でも、そのモノを観るだけで
好き!スゴイ!綺麗だなー!
っていうのが必ずあるんだなぁ

何故かわからないけど
わたしは棗を見るのが好きで
それも、模様や色の無い漆黒のつるんとしたものがなんだか好きで
今日もそんなものが幾つかあって嬉しかった
中村家初代宗哲作の黒棗
ずーっと見ていられるくらい美しかった

表具師奥村家によって美しい軸になった
初期の頃の家元から職家への書簡や書は
わたしにも読める字がいっぱいで
いろんな筆遣いを楽しめた

ほかに
「武蔵野香合」という素敵な名前のついた
三日月の形をした、黒地に金色のススキが描かれたものが印象的
飛来家十代一閑作
愛らしく凛としていて掌に乗せてみたいくらい
どんな感じの重さなんだろうな

ピクニックセットみたいな「茶箪笥」「茶箱」
小さな携帯用茶筅や、抹茶煎茶両方の道具が詰まっててすごい

徳川家のお殿様用に作られたお茶碗は朱や金でピカピカだったけど
そして時代を経るに従って色味や材質が増えてくるけれど
いいなぁって思えたのはやはり黒い手捻りの力強いもの
利休が愛した黒楽茶碗

たぶんわたしの見方はかなり
ザックリ
だったのだろうけど😅
色々なカタチや色が見られて
十分楽しかったな

でもね
きっとやっぱり今日観たすべてのお道具は
お茶室のなかでそれぞれが居るべきトコロにちゃあんと居て
それぞれの役目も果たしながら
その間に通う何かもあって
それがたぶん一番美しくて気持ちのいい景色なんだろうな

9/12まで開催
HPをDLしてゆくと割引あり!
e0081334_21040502.jpg


[PR]
# by saskia1217 | 2016-09-06 20:08 | 感じろ、考えろ、思え! | Trackback | Comments(0)

くだもの

e0081334_18234208.jpg

桃、なかでもスモモみたいな小さいのが好き。
皮ごとすぐに食べられるし!
なかなか好きになれない夏の、数少ない楽しみ。
ネクタリン、プラム、プルーン、ソルダム、巴旦杏、杏…
ちゃんと赤くなった大石プラムとか、美味しい😊

昨日、いつものスーパーで大々的にPR売出しされてた、知らない名前のスモモ。
ケルシー
っていうんだって。
山梨からきた。
いつものプラムやイチジク買おうとしたけど、珍しいモノにはどーしても抗えず、お試し!

緑色のおしりみたい😁
熟してもあまり黄色くならないから食べどきを見極めるのが難しいんだって。
でも触ってみると柔らかさでなんとなくわかる。
とにかく甘みが魅力らしい。
中身は黄色くジューシー、種の周りは空洞。
ホントに甘かった!
皮も厚くなくそのまま食べられるし。
割と大きめなので朝ごはんに満足感!

ケルシー…
なんでそんな名前なんだろ(笑)
e0081334_18234382.jpg

e0081334_18234449.jpg


[PR]
# by saskia1217 | 2016-09-03 18:22 | くいしんぼうメニュー | Trackback | Comments(0)

だます

わたしが「ドッキリ番組」を一切見られないのはコレだったのかー
「怒り新党」でやってた「共感性羞恥」
人が騙されてるとこって絶対見ていられないんだよねー😥
なんか、肩甲骨あたりが痛〜くなる感じ・・・
ものすごく辛くて不快💀

でもそういう人って10%しかいないらしいから
ああいう番組いまだにいっぱいあるんだろうなぁ・・
ダマす方、ダマされる方、作る人、観る人・・
楽しめる人がいるからいいんだけどね😑
[PR]
# by saskia1217 | 2016-08-28 02:25 | 感じろ、考えろ、思え! | Trackback | Comments(0)

今日もまた日が昇る・・出かけてゆこう!


by saskia1217