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# by saskia1217 | 2012-12-31 23:59 | 感じろ、考えろ、思え! | Trackback | Comments(0)

コンサート情報 (5月16日更新!)

現在、出演が決まっているコンサートのご案内です。ご興味のあるプログラムがありましたら、ぜひぜひお出かけ下さい!
各コンサートの詳細は随時補足、またこの日程以降の情報も追ってアップしていきます。
お問い合わせはコメントにて随時承りますので、どうぞご遠慮なくメッセージをお送りください。
(個人的メッセージ、個人情報を含む場合は必ず「非公開コメント」にチェックを入れて下さい。ブログ主である管理人しか見ることができなくなります。)
 
東京女子大学クワイヤ(聖歌隊)第57回コーラルコンサート
2012年6月17日(日)15時開演
東京女子大学礼拝堂
全席自由 1,500円 (大学生以下は無料)

<お申し込み>
・往復葉書にご希望枚数(学生、大人それぞれの枚数)・住所・氏名・電話番号を明記の上、お申し込み下さい。折り返し、入手方法をご案内致します。
・学生券のみのお申し込みは、無料ですので、普通葉書に全員の学年・氏名・住所を明記の上、お申し込み下さい。
宛 先/〒167-8585 杉並区善福寺2-6-1
東京女子大学全学共通教育センター・音楽オフィス
☆お車でのご来場はご遠慮ください。
主催:東京女子大学・東京女子大学クワイヤ
お問い合わせ:東京女子大学共通教育センター・音楽オフィス
TEL:03-5382-6406(月~金/10:00~17:00)

<プログラム>
J.パッヘルベル/3声のカノン
J.S.バッハ/教会カンタータ第147番より「主イエスを愛する身こそ幸なれ」
     教会カンタータ第78番より「われらは急ぎゆく」
     口短調ミサ BWV232より「われら汝を誉め、汝を讃えん」「父の右に座したもう主は」
H.スマート/主は我が牧者
讃美歌/アメイジング・グレイス
Sir.A.サリヴァン/絶えにし和絃
G.H.シュテルツェル/汝はわが傍らに
F.メンデルスゾーン/オラトリオ「エリア」より


指揮/中内 潔
ソプラノ/山口佳子
アルト/阪口直子
バリトン/萩原 潤
合唱/東京女子大学クワイヤ
オーケストラ/カペラ・コレギウム・ヴェリタス

※オルガンで出演

合唱団「まい」第15回定期演奏会
2012年7月15日(日)開演/14時
福島市音楽堂(福島市入江町1-1 tel/024-531-6221)
入場料など詳細未定

<プログラム>
1st フランスの世俗合唱曲
(コートレ:Mignonne/ジャヌカン:鳥の歌/ドビュッシー:水の反映〜ピアノ独奏/バディングス:ブルターニュ3つの歌Ⅰ/メシアン:5つのルシャンⅣ/プーランク:7つのシャンソンⅠ/フォーレ:マドリガル/ラヴェル 3つのシャンソンⅡ)

2st モンテヴェルディのマドリガーレ
(Ecco mormorar l'onde/Sfogava con le stelle/Jo mi son giovinetta/チェンバロ独奏(曲目未定)/Ohime il bel viso/Parlo miser o taccio/Al lume delle stelle)

3st 邦人による珠玉の室内楽的作品集
(信時潔:子等を思ふ歌/寺嶋陸也:三月のうた、十一月のうた/信長貴富:南国の空青けれど/三善晃:その日/千原英喜:おらしょ Ⅲ/平田あゆみ:きんもくせいのみち)

※チェンバロ・オルガンで出演

★読売日本交響楽団
読響50周年特別公演「世界平和への祈り」広島特別演奏会
2012年8月6日(月)19時開演
ALSOKホール(広島県立文化芸術ホール)
入場料 S席6000円/A席5000円/B席3500円/C席2000円

チケット取扱:
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:164-697)
ローソンチケット 0570-084-006(Lコード:68618)
イープラス http://eplus.jp
デオデオ本店PG 082-247-5111
ヤマハ広島店 082-244-3779
福屋広島駅前店 082-568-3942 ほか

<プログラム>
バーバー/弦楽のためのアダージョ
モーツァルト/フリーメーソンのための葬送音楽
モーツァルト/レクイエム(朗読付き)
モーツァルト/アヴェ・ヴェルム・コルプス

指 揮:シルヴァン・カンブルラン(第9代常任指揮者)
ソプラノ:森麻季 アルト:山下牧子 テノール:鈴木准 バス:久保和範
合 唱:広島平和祈念合唱団
朗 読:吉川晃司(ミュージシャン・俳優)
管弦楽:読売日本交響楽団

※オルガンで出演

★読売日本交響楽団 
読響50周年特別公演「世界平和への祈り」長崎特別演奏会
2012年8月9日(木)19時開演
長崎ブリックホール
入場料/プログラムとも、上記広島公演に同じ

チケット取扱:
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:164-365)
ローソンチケット 0570-084-008(Lコード:85944)
イープラス http://eplus.jp
NIB長崎国際テレビ 095-826-2266
浜屋プレイガイド 095-811-1080

指 揮:シルヴァン・カンブルラン(第9代常任指揮者)
ソプラノ:森麻季 アルト:山下牧子 テノール:鈴木准 バス:久保和範
合 唱:広島平和祈念合唱団
朗 読:白石加代子
管弦楽:読売日本交響楽団

※オルガンで出演

田中せい子&ダニエル・ブラジェッティコンサート
2012年8月21日(火)19時15分開演
東京オペラシティ・近江楽堂
入場料など詳細は未定

<プログラム>
テレマンのリコーダー作品 
チェンバロソロ ほか

※チェンバロで出演






# by saskia1217 | 2012-12-31 00:00 | コンサート情報 | Trackback | Comments(58)

さようなら、最上の歌係〜フィッシャー=ディースカウ追悼〜



フィッシャー=ディースカウが亡くなった。

いつものようにネットでARDのニュースを見ていたら、彼の名とtotの文字が目にはいって身体が凍り付いた。
とうとう、この人もか・・・。
だが、この人は私のなかで、あまりにも大きな部分を占めていた。

思い出がありすぎて。
その全てが、彼の死を知った今この瞬間に一気に押し寄せてくる。
「私の青春そのものだった人」が逝ってしまったという虚脱感について、年上の人たちがよく話してくれるその感覚を、初めて知った気がしている。
ある人にとってはビートルズだったり、清志郎さんだったり、ホロヴィッツだったり。
カラヤンが亡くなったときもかなりの打撃感があったけれど、私自身、私の本質の部分でとても近しい感覚という意味では、段違いの「ごっそり抜け落ちた」感を受けている。
音楽家としての自分で言えば、その「身内」が亡くなったのと変わらない。ちょうど「父親」か「恩師」という感じだろうか。

思い出話なんて何にもならないし、ここに書いたところで何の意味もなさないけれど。
そして彼との「思い出」のある人が世界中でいったいどれだけいるのだろう、と思うと。
何もかも空虚だけれど。
思えば私はいつも、鍵盤楽器でも弦楽器でも管楽器でもなく、いつも、いつでも「歌」に捉えられてきたのだと、今日またあらためて気づかされた。
いつでもいちばん好きなのは「歌」だった。

高校に入った15歳、ドイツリートを弾き始めて彼のシューマンを聴いたその時から、その音楽は私の進路をも少しずつ少しずつ変えていくのに十分だった。
同じ頃にドイツ語を始めたのも、そして高校卒業の頃にはリートのピアニストを目指すことを決めたのも、その後チェンバロ科の学生でありながらずっとリートを弾き続けていたのも、彼の存在と音楽が原動力だった。

黄色いロゴも懐かしいグラモフォンのLP、エッシェンバッハとのシューマン「リーダークライス」「詩人の恋」「ミルテの花」から始まったディースカウ体験。
バレンボイムとのヴォルフは一番好きで、特に「メーリケ」は何ヶ月間も毎日聴き続けたっけ。
そして何より尊敬していたジェラルド・ムーアとのシューベルト・・・三大チクルスと数えきれない小品たち。
いくつもの「愛の夢」を歌ったリストの歌曲集。
ブラームスの「マゲローネ」「永遠の愛」「五月の夜」・・・。
輝かしく、そして官能的なR.シュトラウス、大好きだった「あした」「セレナード」。
マルクスも、マーラーも、プフィッツナーも。
そして、ポネル演出が懐かしい「フィガロの結婚」の伯爵。この人ほど、あの憎ったらしくて可愛い伯爵がハマる人はいないだろう。
グルックのオルフェウスも、ヴァーグナーのベックメッサーも。

演奏ばかりではない。
彼が記したリートの本、なかでもシューベルトの三大歌曲集や、シューマンの生涯を辿った分厚い本なども、演奏する人ならではの視点もあってずいぶん愛読した。

そしてちょうど一昨日も、授業で彼の話をしたばかりだった。
「ドイツ人の歌手でも、もちろんドイツ語をどう発音するか、どう音にするかを、彼は非常に厳しく研究、そして鍛錬した人だった」という話を。彼自身よくインタビューでもそのことについて語っていた。
もちろん他にもドイツ語を母国語とする素晴らしい歌手はたくさんいるけれど、言葉の響き、発音を本当にこれほど細部にいたるまで、ニュアンスのニュアンスのその筆先の先の先まで、追求しつくし実践したのは、彼しかいないと思う。

音楽、それも殆どリートに埋没していた私の10〜20代、毎日朝から晩まで、これらの曲を弾き、時には歌い、そして聴くなかで、ディースカウは完璧な理想だった。あまりにも好きだったから、コピーにならないよう、敢えて他の歌手の演奏を聴くようにしたことも少なくなかったけど、結局はやっぱりこの人にかえってきてしまう。
長年一緒にそういう作業をともにやってきた友人たちと、四六時中ディースカウの演奏を聴いてはあーだこーだ言い合い、一日が過ぎてゆく・・・そんな学生時代。
来日するたびに全てのプログラムに通い詰めた。お小遣いもバイト代も、すべてど〜んとディースカウの歌に消えた。
彼の歌に胸をふくらませ、涙し、それを友と語り合い・・・それが幸せで仕方がなかったな。

そう、結局は・・・。
音楽は、演奏は、その人のその時代と共にいつまでも生きて、生き続けるのだ。

数えきれない名演の中でいま、フィッシャー=ディースカウという名前を呟いて真っ先に脳裏に鳴るのは、この小さな小さな1曲。
彼の歌うこの短い曲をいったい何度弾き、何度歌い、何度語り合い、何度頭を悩ませ、何度うっとりしたことだろう。
高校生のとき、この明るい他愛のない曲になぜあんなに涙がこぼれていたのか、わからない。
今でもやっぱり、目の前が滲むのだけれど。

"Seligkeit"は「幸福」というよりも「天上での幸福」に近い。
彼がどうかそこで、ミューズの冠をいだいて永遠の楽の音に包まれますように!
たとえ「ラウラ」がそこにいなくても・・・。

「至福」(Seligkeit)
詞/L.H.C.ヘルティ
曲/F.シューベルト

限りない喜びは
天国の広間で花開く、
天使たちや変容した人々も
昔の人々が教えたように集まる。
ああ、そこに僕もいて
永遠に楽しみたい!

誰にでも打ちとけて
天国の花嫁は微笑んでくれる。
竪琴が響いては、
皆踊ったり歌ったり。
ああ、そこに僕もいて
永遠に楽しみたい!

だけどそれより僕はここにいたいんだ、
ラウラが僕に微笑んで
視線で、僕に教えてくれる、
僕の嘆きもお終いだと。
だから僕は彼女と一緒に幸福に、
永遠にここに留まるんだ!

# by saskia1217 | 2012-05-18 23:10 | 感じろ、考えろ、思え! | Trackback | Comments(0)

信心


近所のゴルフ場の柵のなかに、ふと見つけた。
道路とネットの間の僅かな隙間に、お地蔵様かな、道祖神かな・・・下半分だけが残ってる。
造花が添えられ、お守りやお札がまわりに並べられている。

いつも散歩で通っているところなのに、数日前に初めて発見。
欠けたり、たとえ半分になっても、まさか廃棄するわけにもいかない仏像やお地蔵様。
それがただ放置されるのじゃなく、たとえ誰も手を合わせなくても、ここに何かしら心が傾けられているのはいいね。

日本の心。
大事にする心。

# by saskia1217 | 2012-05-16 19:19 | 感じろ、考えろ、思え! | Trackback | Comments(0)

ココロをノックしてくれ


「ココロをノックしてくれ」を聴いた。
今月30日にリリースされるエレカシのニューアルバム「MASTERPIECE」の中の1曲。

宮本さんは、先日でたばかりのシングル曲「約束」のあの声で、ちょうど「甘い夢さえ」や「東京の空」の抜け感を思い出させるような爽快なメロディーラインを歌っていた。
イントロから底に流れるドラムがかっこいい。ちょっと懐かしい入り方のコーラスも斬新。
Cメロで、まだいくか?と思わせる高音、相変わらず高いなあ〜!
その裏で微かに響くオルガンと、アコギが爽やか〜。
♪ココロをノックしてくれ♪のサビを聴いたとき、それに合わせてコンドルズがばっちり踊っている映像が浮かんだ。中央で踊る良平さんの振り付けの細部までもがリアルにイメージされて、自分で笑った。
このミドルなちょうどいいテンポのせいか?

最新のラジオのインタビューで宮本さんはまた「初めて買ったレコードはカラヤン&BPOのベートーヴェンの5番」の話をされてて、その流れで「クラシック、好きなんですよ、うん、好き好き!」って言ってらしたのがなんかちょっと・・・やっぱりなんかこう・・・なんというか・・・嬉しかったです、はい(笑)。
(シューベルトの「鱒」が好き、ってのは初めて聞いたなあ)
音楽体験の原点みたいな話で過去にもこの話は何度もされてたんだけど、そういう場面で宮本さんはいつもなんとな〜く恥ずかしげに言葉を濁したりしてることも多くて、う〜んあんまりそういうふうに思われたくないのかなあ、なんて感じることもあったので、こうやってストレートな発言をきくと正直とても・・・嬉しいや。

クラシックの音楽家のなかにも、たま〜に「エレカシ、好きですね〜」って人がいたりする・・まあ、ごくごく稀なんだけど(笑)。
そういう人に出会うと、やっぱりね、すっごく嬉しくなっちゃうのだ。

そして同じインタビューで話題になってた、シューベルトがベートーヴェンを本当に尊敬し憧れていて「自分が死んだらベートーヴェンの隣りに埋めてほしい」と願っていた話は、私も子どもの頃読んだ伝記のなかで特に心に深く残っていた逸話だったな。
留学で生まれて初めてヨーロッパに行ったとき、初めてのお休みを利用してフライブルクからはるばる出かけたウィーンでどうしても訪ねたかったのは、2人が眠る中央墓地。
墓地の入り口でお花を買い、その場所を訪ね当てて2つのお墓の前に立ったとき、自分でもおかしなくらい涙がポロポロ溢れてきちゃったことを今でも思い出す。
史実はどうであれ、子どもの頃植え付けられたイメージやその時感じた気持ちって、長いこと自分のなかで大事なものになっているんだなと思う。

「ココロをノックしてくれ」・・・。
大人になった自分のなかにまだ残っている力を、たぶんまだ掘り起こして揺り動かせる、ってそんな元気が出るような1曲。
自分で自分のココロをノックするのって、ホントはちょっぴり大変だけど。
それでも、なお!








# by saskia1217 | 2012-05-14 19:19 | エレファントカシマシ | Trackback | Comments(0)

母の日の庭


実家に行くたびに楽しみなのは、犬に会うのと、そして庭の花。
けして大きな庭ではないけれど、小さい頃から見てきた樹や花が今でも生きている姿が嬉しい。
両親が、園芸という域じゃないが、なにかと気にかけて育てている花が咲くのも季節の楽しみ。
だから、いつも小さな庭をカメラを持ってウロウロする。
今年も老木の梅がたくさん実をつけていたのが、いちばん嬉しかった。



# by saskia1217 | 2012-05-14 18:32 | 感じろ、考えろ、思え! | Trackback | Comments(0)

ある晴れた日


すっきりと晴れて、カラッとおひさまが照る日。
このうえなく平和な一日。

きれいな空と、まぶしい緑があれば、
もうじゅうぶん。
なんにもいらない。

欲ばりな気持ちは消えちゃうね。

# by saskia1217 | 2012-05-14 00:47 | 感じろ、考えろ、思え! | Trackback | Comments(0)

夢幻


大好きな根津神社へ薪能を観に出かけた。
つつじ祭りは一昨日で終わったし肝心のつつじもかなり終わりかけていたのに、相変わらず結構な人出。日医大病院のあたりからズラッと観光バスや介護施設のマイクロバスがたくさん着いて、年配の方達で境内はいっぱい。
いつものあの静寂は何処へ・・・orz。

お能は夜からだったけど、散歩がてら明るいうちに着く。
建物が文化財な、教団の根津教会にもぶらり。礼拝に出てみたくなるような可愛い建物。

民家とかおせんべい屋さんとか小物屋さんとか・・・


この景色も、ついこの間来たときの茶色がすっかり緑になっていた。
生き物もいっぱい動く。
空気が確実にあったかくなっていることがわかる。




相変わらず、権現造りはうつくしい。
でも気のせいか、権現様の本殿の奥ってすごく暗くて見えないものが多い気がする。白山もそうだったか。
伊勢系の神明宮とかはスカッと明るいところが多いような。
造りの特徴かもしれないけど。


開演前の明るいうちに覗くと、拝殿お賽銭箱あたりの場所に紙垂に守られて小さな舞台がしつらえてある。こんなに小さいところで??とちょっとビックリ。
番組は金剛流「清経」、和泉流「因幡堂」そして金剛流「葵上」。2つとも夢幻能というのは薪能にはピッタリかな。
もともと神社とお能は切っても切れない関係だけど、普段そういう「本来の姿」でお能を観る機会があまりなかったので、神社で演るお能、しかも薪能はぜひ一度観てみたかったのだ。
そしてもうひとつ、開演に先立っての「神事」も見たかったことのひとつ。
ごく短時間だが祝詞があげられ、修祓が行われる。じつは祝詞をきいたのもお祓いを見たのも、生は初めて。実家では毎年初詣こそしていたけれど、厄年とかお祓いとか全く無縁の家庭だったし、職業柄、地鎮祭とか上棟式とかも一度も見たことがない。だから今日はおおいに興味深かった。
大幣とか見ちゃったもんね(笑)。ホントに大きかった・・・・。

大学の先生の解説があってから、開演。
演目と出演者の紹介の前に、NHKの能中継でアナウンサーが読み上げるような、ちょっと妙な前フリがあったけど、あれは無いほうがいいような・・。
「清経」の時はまだ少し明るさが残っていたものの、橋懸かりとして使われた拝殿の廊下はたしかに薄暗いし、舞台が狭いから、慣れているとはいっても面と装束を付けて自由に移動するのは難しそうだ。後見以外に、キューを出す係や出のお手伝いをする人がいたようにお見受けしたので、ご苦労も多かったのかと思う。
舞台が狭いせいか、どうしても動きが小さく、舞に至っては迫力が削がれてしまう場面があったのは残念。そして、野外なので仕方ないのだが、面のある役が後ろ向きになってしまうとどうしても声がきこえない。
「清経」上演中、あれは出演者のご家族だったのかな、若いお母さんに抱っこされた小さなお子さんがしきりにぐずついて声をあげていたのも、観客としてはかなり残念。
お能であれは致命傷だな。
子供が騒ぐのはしょうがないのだから、主催者もやはりきちんと規制を設けるか、ひとこと注意するかすべきでしょうね。
あと、携帯電話も派手に鳴ってたし(涙)。コンサート張りに事前にアナウンスが必要ですよ、やっぱり。
というわけで最初はあまり集中できず。

もうひとつ思ったこと。
東京上空って、こんなにも飛行機やヘリが飛んでいたのね、という認識(苦笑)。
その昔、お能がもともと野外で行われていた頃はこんな不自由はなかったはず。バッハ弾いてて思うことと一緒で、モーター音の存在しない世界はどんなに澄み切っていたのだろうか、と。

しかし、次第に薄暗く空気も陰ってくるころ、色鮮やかな拝殿の金色の装飾がかがり火にキラリと照らされるなか、姿がみえないまま聴こえてくるお調べ・・・いいですねえ。
闇が降りてくる中で音に埋もれる素晴らしさ・・野音もそうだよなあ、なんてことも思いながら(笑)。

短い「因幡堂」で笑わせてもらった後、「葵上」ではすでに真っ暗に近く会場の雰囲気も落ち着いてきて、空気がグッと締まった。六条御息所の「気」がなんだか具体的にそこにある、って感じ。
シテの声もよく通っていて、感情もよく伝わり、動きもとてもよかったと感じた。

終わりよければ、全て良し。
真っ暗な境内をザクザクと歩いて帰路へ。
(本来は陽が落ちたら神社へは行くもんじゃないけど)
神事と能についてのいろいろを噛み締めながら。






# by saskia1217 | 2012-05-09 01:56 | 感じろ、考えろ、思え! | Trackback | Comments(0)

平成江戸の夜


昨夜の空は「スーパームーン」と、東京スカイツリーのイルミネーションが同時に。
スカイツリーは「東京ホタル」のイベントで特別の光の「インスタレーション」。
ブルーと白の組み合わせで、ふたつの展望台のまわりには白い光の輪がクルクル回ってました。

これが、平成の江戸の空。
広重が見たら、どんな絵にしてくれただろうか。

# by saskia1217 | 2012-05-07 19:18 | 感じろ、考えろ、思え! | Trackback | Comments(0)

命はめぐる


大好きな中杉通りの欅並木。
子供の頃から好きだったこの景色。
阿佐ヶ谷駅の真下、横断歩道を信号待ちしている間、右も左もどっちにも、この見事なグリーンシャワー。
左右に見とれていて信号が青になっているのにうっかり気づかない。
この景色、つい数週間前まで茶色が勝ってたのに。
緑はいつも突然に、でもこうして毎年確実にやってくる。


ベランダの小さなガーベラも、またちゃあんと今年も花をつけた。
もう何年も特に土も替えず、特別な栄養もあげず、ただちょっと枯れた葉っぱを取り除いて水をやりつづけただけなのに。
ありがとう。

どんなにちっちゃいものでも、確実にやってくるものの力はすごい。
頭が下がるね。

# by saskia1217 | 2012-05-07 19:04 | 感じろ、考えろ、思え! | Trackback | Comments(0)

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